走れ! 西へ東へ

走れ! 西へ東へ

ひと月ぶりになりましたが、書きたいことがあるので更新させていただきます。

 
新型コロナウイルスの感染拡大第7波が7月に入っておこり、東京では新規感染者が4万人に達した日もありました。その影響はスポーツ界に色濃く出てきました。大相撲名古屋場所では場所中に新型コロナ陽性反応が判明した力士や関係者が続出。規定により陽性反応が判明した人が所属する力士は全員出場停止になり、関取だけでも20人以上が休場となってしまいました。名古屋場所ではこれまでになかった場所中での陽性判明者が続出してしまったので番付の取り扱いをどうするかが問題になりました。出場停止者の中にはカド番になっていた大関御嶽海もいたのでナーバスになります。場所終了後の番付編成会議では勝ち越し・負け越しが決定した後に出場停止になった人についてはそれなりに対応し、どちらにもなっていない人は今まで通り現状維持か1枚下げる対応をすることを決めたようです。報道では御嶽海は現状維持になる公算が大きく9月の秋場所もカド番になる見通しになっています。今までも場所中の陽性判明というのはあり得ることと考えていたでしょうが、番付対応でドタバタしたのを疑問に感じるのは私だけではないでしょう。

 
夏の甲子園も大変な状況になりました。6日に初日を迎ええた第104回全国高校野球では組み合わせ抽選会の前に代表6校、そのあとに2校の集団感染が発覚。抽選前に発覚した学校については初戦の日を最大限遅らせる措置をとり、後に発覚した学校については3日以内に陰性が確認できた選手との入れ替えで対応することになりました。去年までならば集団感染が発覚したら出場辞退という体のいい失格処分が下されていましたが、今回は前回の教訓を生かしたか失格校を極力出さないような柔軟な措置にシフトしていったようです。チームによっては全力を出せないからと自発的に辞退を検討したところもあるようですが、数少ないチャンスを無下に奪うわけにはいかないという考えの方が支配的で入れ替えに支配的になるようです。高野連は相撲協会と違いドタバタ感がなく素早い対応のように見えます。チャンスを不意にしないという思いがなせた技かもしれません。

 
では、またいつか。
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