走れ! 西へ東へ

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2週間ほどのご無沙汰になりました。身の回りが忙しくなり毎週必ずといかないかもしれませんが、出来る限り更新していきます。どうかお引き立てのほどを。

 
6月26日に阪神競馬場で行われた競馬のGⅠ・宝塚記念で1番人気に推されたエフフォーリアが敗れ、今年のGⅠで1番人気の馬が1度も優勝できず12連敗になってしまったと、翌日のスポーツ紙各紙が大きく報じていました。しかし、私の中では引っかかっているところがあります。

中央競馬には障害物のないコースで行われる一般的なGⅠに加え、障害物があるコースで行われる「J・GⅠ」と呼ばれるレースも行われます。4月の皐月賞前日に行われる中山グランドジャンプと12月の有馬記念前日に行われる中山大障害です。実は今年4月の中山グランドジャンプで1番人気だったオジュウチョウサンが優勝していました。つまり、「J」を含めたGⅠでの1番人気の連敗は一度4(フェブラリーステークス・高松宮記念・大阪杯・桜花賞)で止まっていたわけです。その後、皐月賞から再び連敗が始まり上半期のGⅠが終わった時点で8連敗となりました。言いたいのは「なぜJGⅠでの1番人気の勝利を他のGⅠと同列に扱わないのか」ということです。

1999年から障害重賞でもグレード制がとられ、「J」が頭につけられはしたもののGⅠも行われるようになりJGⅠ専用のファンファーレも使われるようになりました。前年にこのことが発表されると、障害レース専門の騎手は「これで僕もGⅠジョッキーになれるんですね」と喜んでいたのを記事で見た記憶があります。1984年に障害がないコースでの重賞でグレード制がとられる前は、中山大障害も他の大レース同様に盛り上がっていたらしい。しかし、グレード制が敷かれてからは障害重賞は置いてけ堀を食ったような印象があったかもしれません。99年のJグレード制がとられてからは少しずつ知名度の差というか、印象度の差が埋まりつつありますが、15年の隙間は何度もGⅠ制覇を重ねてきたオジュウチョウサンと石神深一騎手だけでは簡単に埋められないのでしょうか?
障害GⅠも他のGⅠと同じようなスポットが当たる日を待ちたいです。では、また次回です。
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