走れ! 西へ東へ

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5月29日に行われた「第89回日本ダービー」で武豊騎乗のドウデュースが優勝。武騎手は最多更新の6度目のダービー制覇になりました。

皐月賞の優勝馬があまり評価されず、むしろ負けた馬の方が有力視されるダービーは何年かに1度あります。ただ、そういった評価を跳ね返して皐月賞馬が2冠達成というケースの方が印象に残るせいか、「やっぱり皐月賞馬はそれほどでもなかったのね」「最優秀2歳馬の方がやっぱり強いのね」と言われてしまったかのように皐月賞馬が敗れたダービーが新鮮に見えました。皐月賞馬のジオクリフにはダービー2連覇中だった福永祐一騎手が騎乗し、史上初の3連覇を目指しましたがそれは叶いませんでした。武豊騎手も1度挑んでかなえられなかったかなり難しい挑戦ではありますが、今回福永騎手に待ったをかけたのが武騎手だったというのは何ともいえない因縁を感じます。

武豊騎手は「ダービーは何度でも勝ちたい」と言ってはばかりません。それがトップクラスに君臨していても向上心が尽きない証拠なのかもしれません。史上初となる20代、30代、40代、50代の4世代にわたるダービー制覇というのもすごいこと。まだ立ちはだかってほしいという期待感もあるかもしれませんね。

来年は90回記念大会。どんな記録が生まれるでしょうか? では、また次回です。
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