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【全国選抜を終えて 姫野蘭】

全国選抜を終えて

 
昨年の全国選抜では、チームのサポートや応援をする立場でしたが、今年はメンバーに入ることができ、D2として試合に出させていただきました。

実際にコートに立って試合をすることで、昨年とは違う感情や緊張、楽しさ、難しさを感じることができました。また、2-3で1回戦敗退と、とても悔しい思いをしました。この全国選抜の間で感じた気持ちは、忘れずに、いい意味で引きずっていくことが大切だと思います。練習の中で、自分が緩んでしまっている時や、甘い所が出てしまっている時に、「あの時勝ちきれなかったのは、こういう所で踏ん張れないからだ。」と、次の目標に向けてのモチベーションとして思い出して、取り組んでいきます。

また、今回の試合では、D2は1-2で勝って、S3に繋げていかなければいけない場面でした。普段から、「本番ではいつも通りにプレーできなくなる。」とわかって練習に取り組んでいました。しかし、いざその状況になると、やっぱり守り気味になってラリーやボレーをしたり、ラケットを振り抜いて打っていなかったりしていました。

この、「どうしてあの時できなかったんだろう。」という悔しさも絶対に忘れないようにします。そしてこれからの練習で、できなかったことをできるようにより考えて、より緊張感をもって取り組んでいきます。

今回の全国選抜で試合をしたり、他の選手の試合を見たりして感じた、自分と強い選手との違いは主に2つありました。1つ目は、「前への意識をより強く持っていること」です。強い選手達は、少しでもボールが浮いたり、浅くなったりするとすぐ前に詰めていることが多くありました。

また、前に行く時に打つショットも落として打つのではなく、ドライブボレーや高い打点で打っていました。そうすることで、相手の時間を奪えて、ポイントを取りやすくなっていると分かりました。ダブルスでは、チャンスボールがくると、その方法で相手に向かって打ち込んでいることが多くありました。自分は、シングルスでは緩いボールがきているのに後ろで待ってしまっていたり、ダブルスではチャンスボールを相手に向けて打ち込むことを躊躇していたりすることがあります。それでは、強い選手相手に、1ポイントをもぎ取ることができません。だから、もっと前への意識を強く持って、普段の練習や試合でプレーしていきます。

2つ目は、「簡単なミスの多さ」です。自分は試合で、3,4球のラリーでミスをしてしまって、ポイントを取られるということが多くあります。

しかし、今回試合を見ていて、3,4球でラリーが終わることがほとんどありませんでした。ミスをしないというのは当たり前のことだけど、改めて本当に大切なことだと感じました。試合をしていると、つい攻撃することに集中してしまい、自分からのミスが多くなってしまいます。もちろん攻めていくことは大切なことだけど、まずは相手のコートに返す、ということが1番大切です。この基本の気持ちを忘れないようにしていきます。

今回の全国選抜は、1回戦敗退と悔しい結果で終わってしまいました。しかし、その気持ちをここで途切れさせるのではなく、これから続く試合へのモチベーションにしていきます。また、試合を見て学んだことを1つ1つ自分のものにしていくために、日々の練習の中で思い出しながら取り組んでいきます。

そして、いつも応援し、支えてくださっている周りの方々への感謝の気持ちを忘れずに、より一層努力していきます。

 
2年 姫野蘭