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【全国選抜高校テニス大会を終えて 畑田優奈】

 
全国選抜を終えて

 
3月1日に3年生の先輩方が卒業されて、新体制となって挑んだ全国選抜、自分にとっては最初で最後の舞台で、更に45回大会という節目の年に出場することができて、充実した大会期間を過ごすことができました。

団体戦では、今大会からコート外からの声援ができるようになり、いつも以上にチーム力が試されたなと感じました。自分は、新人戦から今回の全国選抜まシングルス1で試合に出させていただいて、他校のNo.1登録の実力のある選手と試合をさせていただく中で、今まで以上に自分のテニスの幅を広げることや、最後まで食らいつくことの大切さを学ぶことができました。

全国選抜では、雨の中で膨らんだボールや滑ってくるボールを上手く捕まえて打つことができず、思うようなプレー、結果とはなりませんでしたが、自分の弱さ、日々の甘さを痛感させられ、更に頑張ろうと思える機会となりました。

雨の影響を受け、中断をした後に2面進行で試合が再開しました。自分はベンチに入らせてもらって、誰よりも近くでみんなの試合を見ることができて、声をかけて一緒に戦うことができて、振り返ってみると本当に贅沢で幸せな時間を過ごすことができました。結果、1-4で負けてしまいましたが、関東のチームにも食らいついていくことができるんだと自分たちの成長を感じることができました。1ポイント1ゲームの少しの差をひっくり返すことができなかったチームの課題を知ることのできた結果だったと思います。自分をシングルス1として試合に出させていただいて、戦ってくれたチームには本当に感謝しかありません。

自分は、個人戦にも出場させていただいて、チームの中で誰よりも全国選抜の舞台でコートに立たせていただきました。その中で現実の厳しさを改めて感じました。本番は、練習の半分以下ぐらいしか実力を発揮できないかもしれない、自分の思うようにプレーが出来ないかもしれない、どんな状況であれ、勝たなければならないという勝負の厳しさを肌で感じることができ、日々の自分への甘さが際立った大会となりました。できないことや課題が多く見つかった大会でしたが、それでも1つ全国の舞台で勝つことができたのは本当に嬉しかったです。自信に変えていきたいと思います。

大会期間中は、福徳学院に関わりのあるOGの方をはじめとするたくさんの方と関わることができました。応援に駆けつけてくれたり、差し入れを入れていただいたり、対抗戦をさせていただいたり、本当に充実した期間でした。改めて、人と人の繋がりの温かさを感じることができました。なんだか、自分だけが頑張っているように感じていた日々でしたが、関わってくださっている方がその場その場でご活躍されていたり、努力されていたりするから、今の充実した環境があるんだなと思いました。

全国選抜を終えて、あっという間に高校3年生となります。入学して早2年、最後の勝負が始まります。自分で納得のいく結果で終われるように、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

最後に足元の悪い中での大会となりましたが、会場まで足を運んでいただいて本当にありがとうございました。

そして、たくさんの温かい声援、応援ありがとうございました。

 
2年 畑田優奈