走れ! 西へ東へ

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NHKの朝ドラ「カムカムエブリバディ」が8日に完結。一気に伏線を回収できたということで最終回はかなり評判になったとか。そんな中で個人的に気になったことも回収してくれたと思うことがありました。

第1部というべき最初のヒロイン・安子と三角関係になったこともある雉真家の次男・勇のこと。以前このブログでも話しましたが、旧制中学卒業後に職業野球(プロ野球)には進まず大学に進学して野球を続けました。安子と結婚した兄の稔が戦死して家業を引き継いだため、大学で野球を辞めたようですが野球との関わりは絶やしていなかったようです。雉真繊維に野球部を興して名門と言われるまでになったそうだし、ユニフォームの製造にも注力したそう。最終回ではそのユニフォームを使った高校が甲子園出場を果たすというエピソードも語られていました。

実は、これらの事実はどれも3人目のヒロイン・ひなたの弟、つまり2人目のヒロイン・るいの次男である桃太郎が語ったり関わったりしていました。るいのおじ・算太が息絶えたあとに岡山へ「無言の帰郷」をした際、桃太郎がるいの実家が雉真家だと知って「木島繊維って実業団野球の名門だよ!」と興奮していたし、木島繊維のユニフォームを使ったのは卒業後に自信が監督を務めた桃太郎の母校です。安子はそれほどではありませんでしたが、るい、ひなた、桃太郎の親子にとっては野球というのが家族の絆を確かにするツールになったかもしれません。

でも、まだ気になることも。雉真繊維野球部ってどれくらいのスケールだったのか。名門といわれるくらいだから恐らく都市対抗の全国大会に何度も出場しているでしょう。きっと東京ドームにはもちろん、後楽園球場の時代から出ているのかもしれませんね。それが詳しく語られていなかったので気になりました。モデルがあるのかも気になります。

では、また次回です。
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