走れ! 西へ東へ

走れ! 西へ東へ

4日から始まった北京パラリンピック。序盤にアルペンスキーで3日連続で日本勢がメダル獲得ということで盛り上がっていることは盛り上がっている気がしますが、前回の平昌大会や去年夏の東京大会と比べると何となく盛り上がりに欠ける気がするんです。
前回の平昌大会は序盤のアルペンの後もコンスタントにメダルを獲得するような展開だったのに対して、今回(10日時点)は7日にクロスカントリーで川除大輝選手が日本男子最年少となる金メダルを獲得して以降メダルなし。しりすぼみ感があります。アイスホッケーや車いすカーリングのように前回は活躍できても今回は出場すらかなわない種目があるからかもしれませんが、出場できている種目でも苦戦を強いられている印象が多少はあります。オリンピック種目同様、強化が一筋縄にはいかない、ましてやコロナ禍でその難しさは増幅しているのかもしれません。

もう一つ気になるのがNHKの放送体制。前回の平昌とほぼ同じようですが、昨年の東京と比べるとパワーダウンした感が否めない。前回の平昌冬季大会もパラではラジオ中継をしていませんでしたが、昨年の東京大会はオリンピックほどではないにしても生中継を朝から夜まで流れていました。そう考えると、総合テレビとEテレの生中継が午後だけで夜のダイジェスト番組はオリンピックの半分の時間、そしてラジオ中継はなしという今回はボリュームが減ってしまったような印象があります。それがまた盛り上がりに欠ける感じに影響を与えるのかもしれません。

選手が一生懸命やっているのに変わりありません。限られた時間の中で楽しく、盛り上げてみるのもいいでしょう。では、また次回です。
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