Racer.comでマーシャル・プルーエット氏が報じるところによるとインディカー参戦を目指す若手ドライバーが参戦するジュニア・オープンホイールレースシリーズの参戦台数が大幅に増えているとのこと。
2022シーズンから運営母体がアンダーセンプロモーションからペンスキーエンターテイメントに変更されたインディネクスト(旧インディライツ)は、昨年のフル参戦12台から今年の開幕戦では19台に増加しました。
インディネクストはインディカーへのステップアップラダーシリーズとしては最上位の位置にあって、参戦19台は6つのチームからのエントリーとなっています。そのうち8台はHMDモータースポーツからのエントリーで、開幕戦を制したダニエル・フロストも、その8台の中の1台でした。
インディネクストの下位シリーズにはアンダーセンプロモーションとクーパータイヤが運営するUSFプロ2000、USF2000、USFジュニアシリーズ3カテゴリーあって、そのトップカテゴリーのUSFプロ2000には8チーム20台が参加。USF2000には8チーム23人が参加。
これまでも、ジュニアオープンホイールシリーズはエントリー台数の大きな増減はつきものでしたが、3つのシリーズで60人ものエントリーは近年にない台数で非常に健全な状況となっています。
一番下位カテゴリーとなるUSFジュニアシリーズは、2023シーズンから新たなレースカーを導入してスタートした新シリーズ。昨年までF4車両を使用し、今シーズンから新規格のレースカーを使用することになったために、エントリー数の減少が心配されましたが、開幕戦には13台が集まりました。
アンダーセンプロモーションが運営する3つのカテゴリーにはスカラーシップ制度が充実し、3つのシリーズでのチャンピオンにはドライバー育成プログラムの奨学金として、総額160万ドルを超える賞金と賞品が提供されます。
- USF Pro 2000チャンピオンにはインディネクストへのステップアップの奨学金$664,425
- USF2000チャンピオンにはUSF Pro 2000へのステップアップの奨学金$440,125
- USFジュニアチャンピオンにはUSF2000へのステップアップの奨学金$248,815
3つのシリーズ全てのイベントはインディカー、NASCAR、USACのサポートレースとして開催されます。