開幕戦セントピーターズバーグGPの予選ではアンドレッティオートスポーツのロマン・グロジャンが2021年インディGP以来2年ぶりキャリア2回目のポールポジションを獲得しました。
気温27度 路面温度45度 湿度67％
【予選リザルト】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6164/2023-03-04/indycar-results-quals.pdf
【予選5分ダイジェスト】https://youtu.be/tSze8YhbjoY
【ポールラップオンボード映像】https://youtu.be/EzSJhUuanwM
【グロジャン、ハータのアンドレティ1-2】フロリダ州マイアミ在住のロマン・グロジャンがチームメイトのコルトン・ハータに0.41秒以上もの差をつけてキャリア2回目のポールポジションを獲得。アンドレッティオートスポーツとしてはフロントロー独占。グロジャンは金曜日のプラクティス1でトップタイムをマークしながらも、予選前のプラクティス2ではターン13でスピンし7番手に終わるなどの波乱もありましたが、地元レースで家族の目の前の2年ぶりのポールポジション獲得となっています。
【TOP5にペンスキー無し】去年の開幕戦をポートトゥウィンで制したスコット・マクロクリンは予選FAST6にペンスキーからただ一人進出。しかし、スピンしてコース上に止まり、レッドフラッグとなったために、その時点でFAST6最下位が決定しています。
【グランドマーシャル】女子プロゴルファーのアニカ・ソレンスタムがグランドマーシャル。スウェーデン出身でフロリダ在住。LPGAツアー通算72勝。メジャー通算10勝。現在は国際ゴルフ連盟会長で生涯獲得賞金は2000万ドルを超え、歴代1位。
【33歳のルーキー】アルゼンチンツーリングカーシリーズ元チャンピオンで今回インディカーデビュー戦を迎えるフンコスホリンガーレーシング（FHR）のアウグスティン・カナピーノ。オープンホイールレースでのレース経験はほぼなく、オスシーズンのテスト日数は3日のみ。金曜日のプラクティスではトップから0秒7484差の19位。土曜日の予選前のプラクティス2ではトップから1秒6284遅れの22位に後退するも、チームメイトのカラム・アイロットには0秒1965差につけ、予選ではチームメイトの一つ前となる21番グリッドを確保しています。カナピーノは昨年10月にアルゼンチンで開催されたインディカーのお披露目走行で、7万人の観客を前にインディカーを初ドライブ。アルゼンチン出身のチームオーナーであるリカルド・フンコスとアルゼンチンレースファンの期待を受けて開幕戦を迎えます。現在はアメリカでのニックネームを募集中。
【佐藤琢磨選手が現場入り】今シーズンはオーバルレースのみ参戦予定の佐藤琢磨選手はルーキーのマーカス・アームストロングのピットで、チームやチームメイトとのコミュニケーションや、チームの現場での仕事の進め方などを確認すると同時にアームストリングのサポートも担当。
【100％再生可能燃料】ブラジルで製糖時に出るサトウキビの廃材から生成したバイオエタノールと、その他、食品廃棄物などから生成したバイオエタノールを混合した100％再生可能燃料が実戦デビューします。昨年からホンダとシボレーにサンプル燃料を提供してエンジン特性に影響が無いように開発。2月の合同テストで初の実車走行を行い、燃費や馬力に対してほとんど影響がないことを確認。この新燃料を使用することによりガソリン燃料と比較して約60％の損失効果ガスの排出を削減できるとしています。
【新素材を使用したグリーンタイヤ】ゴムの木から抽出される天然ゴムに代わって、砂漠に生えるグアユール（英語発音ではワイユーリー）という低木から抽出されたゴム成分で製造された”グリーンタイヤ”が、今回のソフトタイヤとして使用されます。このタイヤは昨年のナッシュぼる市街地コースで実戦デビュー。今シーズン開催される17レース中、5回あるすべてのストリートレースで”ソフトタイヤ”として使用されます。
【ダラーラが車体の安全性を更新】インディカーとダラーラの共同開発のものさまざまな新しいパーツが導入されます。新形状のリアアッテネーターや新型ヘッドレスト、強度がアップしたリアタイヤホイールテザーなどの採用で、安全性がさらに向上します。
【テレメトリーシステムを一新】これまでのマクラーレン製のシステムに代わってEMモータースポーツ製のテレメトリーシステムを導入。昨年導入されたEMモータースポーツ製の電子マーシャリングシステムと一体運用されることで、様々なデータを一元管理します。
【3月5日深夜2時生中継！】コメンタリーは村田晴郎さんと松田秀士さんでお送りします。