ハイブリッドパワーユニットのデビューは2024年へ1年延期






全世界的に発生している製造業界での部品調達の遅延や流通の障害の為、インディカーはハイブリッドシステム搭載の2.4リッターV6ツインターボエンジンのデビューを2024年からに1年順延させることを決定しました。



インディカーはエンジンサプライヤーのシボレーとホンダと協議した結果、現行の2.2リッターV6ツインターボエンジンを2023シーズンも使用します。



インディカーのジェイ・フライ社長は「ここまでは2.4リッターV6ハイブリッドエンジンの開発準備は順調でしたが、2023年も現行エンジンを使用し続けるためには早めの準備が必要なため、この時点で決断することになりました」とコメント。



当初は2023年シーズンにデビューする予定だった2.4リッターV6ツインターボハイブリッドエンジンは一社供給によるハイブリッドシステムを内燃機関に直列に組み合わせて、最低800馬力を発生するというスペックで、モーターによるさらなるブーストで100馬力をプラスして900馬力を発生するというものでした。



当初は3月中にハイブリッドエンジンを搭載した実車テストを行う予定でしたが、全世界的な製品供給不足の影響でERSと新設計の軽量化された駆動系パーツの供給の遅れが懸念されていました。



現時点では初の実車テストは3月30日と31日にセブリング・インターナショナルレースウェイで実施され、今シーズンはその後も継続して開発が行われることになっています。



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