
2022シーズンのドライバーラインナップがほぼ固まりつつある中で、ドライバーを支えるエンジニア達の移籍なども佳境となってきています。
多くのトップチームではエンジニアリング体制の刷新が行われていますが、中でも話題になったのはチームペンスキーでニューガーデンを担当だったギャビン・ワード(上写真)の移籍。
2019年のニューガーデンのタイトル獲得にも貢献したワードは新シーズンにはアローマクラーレンSP(AMSP)への移籍が決まっています。カナダ出身のワードはかつてはレッドブルフォーミュラ1のエンジニアで、移籍先のAMSPではシニアテクニカルディレクターを務めることになっています。
ワードの移籍に伴って、2020シーズンにデイルコインから移籍してきたクレイグ・ハンプソンはローゼンクイストの専任エンジニアとなり、オワードは昨年に引き続きウィル・アンダーソンが担当します。
ワードが抜けたチームペンスキーの後任エンジニアの名前は具体的には上がっていませんが、インディカーは4台体制から3台体制に縮小されるに伴って、これまでパジェノーを担当していたベン・ブレッツマンがマクロクリンの担当となり、マクロクリンを担当していたジョナサン・ディギッドはポルシェとペンスキーが新たに参戦するLMDhクラスのスポーツカープログラムを担当することになっています。
今年からメイヤーシャンクレーシング(MSR)へ移籍することになったパジェノーはアンドレッティオートスポーツ(AAS)から移籍してきたギャレット・マザーセッドと組むことになります。マザーセッドはかつて琢磨選手を担当して2017年にインディ500を制しています。
マザーセッドとトレードのような形でMSRからAASへ移籍するアンディ・リステスはルーキーのデフランチェスコを担当します。
グロジャンと共にデイルコインからAASへ移籍するオリビエ・ボワソンは引き続きグロジャンとのフランス人コンビを継続します。
今年は3台によるフルシーズンエントリーとなったレイホールレターマンラニガンレーシング(RLL)はテクニカルディレクターだったトム・ジャーマンがトヨタレーシングディベロップメントへ移籍するも後任は無し。ルーキーのルンガーの担当にはエドカーペンターからベン・シーゲルを引き抜き、ベテランのマイク・アンブレスタートがハービーを担当します。グラハムは引き続きアレン・マクドナルドが担当し、2020シーズンいっぱいで引退する予定だったエディ・ジョーンズもチームに残留することになっています。
グロジャンとボワソンの移籍に伴って空席となったデイルコインwithリックウェアレーシングの佐藤琢磨選手の担当エンジニアですが、現時点ではまだ発表はありません。
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