元チーム共同オーナーのケビン・カルコーベン氏が1月4日に77歳で亡くなりました。
2013年には元CARTインディカーチャンピオンのジミー・バッサーと共同オーナーを務めたKVレーシングテクノロジーでトニー・カナーンのドライブでインディ500を制しています。
カルコーベン氏は2003年から2016年にかけて、インディカーシリーズやチャンプカーシリーズで共同オーナーとしてPKVレーシング、KVレーシング、KVレーシングテクノロジーを率い、カナーン、バッサーの他に、ウィル・パワー、クリティアーノ・ダ・マッタ、ポール・トレイシー、セバスチャン・ブルディを起用して通算7勝を挙げてきました。
ビジネスマン、投資家として通信業界で事業に成功した後にレースの世界へ参入。レーシングチームオーナーのジェラルド・フォーサイスやポール・ジェンティロッジがCARTを買収した時にオーナーシップに参加。2004年にはフォーサイスと共にフォードからのコスワース買収に参加しています。
2008年にはIMSのトニー・ジョージCEOと協議を持ち、12年間分裂状態にあったインディカーシリーズとチャンプカーシリーズの統合がなされました。
カルコーベン氏は事前活動家としても知られ、重病の子供たちを支援するNPO団体の代表も務めていました。
カルコーベン氏が率いたKVレーシングテクノロジーには佐藤琢磨選手が2年間所属していました。
R.I.P.