「インディカー24時間レース」?






RACER.comでマーシャル・プルーエット氏が伝えるところによると、来年1月に開催されるIMSAスポーツカー選手権開幕戦のデイトナ24時間レースに、インディカーシリーズ参戦ドライバーのほぼ半分が参戦し、”インディカー24時間レース”状態になっているとのこと。



これまでも、IMSAスポーツカー選手権にはインディカーシリーズ参戦チームの複数が参戦してきたほか、インディカーシリーズのオフシーズンに開催されるデイトナ24時間レースだけはスポーツカーレーシングチームから特別に参戦するインディカードライバーが多かったものの、今年はデイトナに足を運ぶインディカードライバーがさらに増える見込みです。



その新規参戦には、現時点で未確認ながらも2018年にインディライツで共にタイトル争いを演じたコルトン・ハータとパト・オワードに、今年インディカーシリーズにデビューするデブリン・デフランセスコが加わってLMP2に参戦するという情報もあります。



去年のデイトナを制したウェインテイラーレーシング(WTR)はまだドライバーラインナップの発表はありませんが、アレクサンダー・ロッシの参加は有力視されています。



WTRと同じくアキュラでDPiで参戦するメイヤーシャンクレーシング(MSR)はインディ500で4勝目を挙げ、今年はインディカーシリーズにフル参戦するエリオ・カストロネベスをエントリーさせますが、今年からMSRに移籍したシモン・パジェノーの名前は現時点でエントリーリストにはありません。



DPiクラスにキャデラックで参戦するチップガナッシレーシング(CGR)はスコット・ディクソンの参戦が見込まれ、同じくDPiクラスにキャデラックで参戦するアクションエクスプレスレーシング(AXR)にはジミー・ジョンソンの参加が予定されています。



CGRにはディクソンの他にマーカス・エリクソンを加えて2台体制にするという情報の他、今年のインディカーシリーズチャンピオンのアレックス・パロウがデイトナでの事前テストに参加するのでは?と言う情報もあります。



AJフォイトレーシングからインディカーシリーズにデビューする予定のカイル・カークウッドはこれまで通りGTDクラスでレクサスRCFを走らせるバッサーサリバンから参戦を継続。エドカーペンターレーシングのリナス・ビーケイはチーム・ネダーランドのLMP2をドライブします。



その他では、ロマン・グロジャンに参戦を要請するチームの存在がうわさされる他、アンドレッティオートスポーツ(AAS)を離れたジェームス・ヒンチクリフやライアン・ハンターレイはIMSAでフル参戦を模索しているという情報があります。



セバスチャン・ブルデイはすでにIMSAスポーツカー選手権にCGRからフル参戦することが決定し、マルコ・アンドレッティは”はとこ”のジャレット・アンドレッティと組んでAASのLMP3をドライブすることが決定しています。



現時点では最大17人のインディカードライバーの名前が出ている状況で、AAS、CGR、MSRはインディカーシリーズに参戦するすべてのドライバーがデイトナを走る可能性も出てきています。その場合は今年のランキングTOP10のうち7人のドライバーがデイトナに参戦する状況となります。



デイトナ24時間レースは「インディカー24時間レース」ともいえる状況になりつつあります。

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