F1テストドライバーのカラム・アイロットがインディカーデビュー






フンコス・ホリンガーレーシングは9月12日に決勝レースが開催されるポートランドGPにF1テストドライバーを務めているカラム・アイロットを起用してスポット参戦することを発表しました。



英国出身で22歳のアイロットは今シーズンはF1のアルファロメオでリザーブドライバーを務めてきましたが、今回はアイロットにとってはインディカーデビューレースになるだけではなく、アメリカでの初めてのレースと言うことになります。



アイロットは「今回の参加を許可してくれたフェラーリドライバーアカデミーと参戦機会を与えてくれたフンコスホーリンガーレーシングに感謝します。ヨーロッパとはだいぶ環境が違うと思いますが、体制を一新して再出発したチームと新たな一歩を共にできることを光栄に思います。」とコメントしています。



アルゼンチン出身のリカルド・フンコスが起こしたフンコスレーシングは、8月に新たな共同オーナーとしてウイリアムズF1チームの共同出資者であったブラッド・ホリンガーを迎えてフンコスホリンガーレーシングとして再出発。2021シーズンは残りの3レースに参戦すると共に2022シーズンのフル参戦を発表していました。



アイロットはインディカーデビューに先立って、9月2日にインディアナポリスモータースピー^ドウェイのロードコースで実施されるテストに参加することになっています。



アイロットは最近ではルマン24時間レースに参戦し、LM GTE AMクラスで3位フィニッシュした他、フェラーリとテストドライバーとして契約。アルファロメオレーシングオーレンF1チームのリザーブドライバーを務めています。



カートからレースキャリアをスタートさせたアイロットは16歳の時にチームレッドブルに加入して2015年FIA-F3欧州選手権にフル参戦。全33レースで完走した唯一のドライバーとなった他、表彰台に1回乗っています。



2016年も引き続きFIA-F3欧州選手権に参戦し、2勝挙げて7回表彰台に乗った他、ポールポジション2回を記録してランキング7位。2017年はFIA-F3選手権に参戦して6勝を挙げて11回表彰台に乗った他、9回のポールポジションを記録してランキング4位となっています。



2018年にはフェラ―リドライバーアカデミーに参加。GP3シリーズに参戦して2勝を挙げた他、7回の表彰台とポールポジション1回を記録してランキング3位になりました。



2019年はFIA-F2に昇格して2回の表彰台と2回のポールポジションを記録。2020年はFIA-F2で2勝を挙げて6回の表彰台と5回のポールポジションを記録してランキング2位となっています。

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