ナッシュビル・ミュージックシティGP リビュー


Flying restart!




【エリクソンが今季2勝目】5周目のリスタートでブルデイに接触してジャンプ。10周目にストップ&ゴーのペナルティを受けて4回目のピットストップ。そこから35周走って5回目のピットストップを最後に36周を走ってハータを抑え込んでの優勝でした。頻発したイエローに燃費の面では助けられたものの、絶好調のハータを巧みに抑え込んでリードをキープ。ハータの39周に次ぐ37周をリードしてのシーズン2勝目でした。







【ヒンチが今季初表彰台】2年振りのフル参戦となったヒンチクリフ。シーズンここまでは、ほぼ存在感が無かったものの、今季初のシングルフィニッシュが初表彰台に。3回目のイエローの18周目に早めにピットインして20位まで後退するものの、残りを1ストップで走り切る作戦が功を奏す。アンドレッティ勢ではヒンチとハンターレイは来年の去就が未定。そのハンターレイは今季自己ベストの4位フィニッシュ。



【手堅く5位フィニッシュのレイホール】ファイナルプラクティスではトップタイムをマークしての予選13位からのスタート。1回目のピットストップを32周目まで引っ張り、2回目は早めの45周目にピットインして、それをラストピットにして5位までポジションアップしました。



【ポイントリードを広げたパロウ】予選3位ながらもエンジン交換のペナルティで9番グリッドスタートになったパロウ。18周目に早目のピットストップを行い、2回目はディクソンと同じ45周目にピットインしてそのまま2ストップで7位フィニッシュ。ポイント2位にいたオワードは2回のペナルティストップがあって13位フィニッシュしてポイント3位へ後退。



【11ポジションアップした琢磨選手】予選今季ワーストの24番グリッドスタートからスタートで3ポジションアップ。リスタートでさらに3ポジションアップ。アンダーグリーンでマクロクリンとエリオを抜いて2ポジションアップ。その後のイエローで前3台がピットインして3ポジションアップ。これで13位まで上がっていたところでリスタート直後のアクシデントに巻き込まれて今季初のDNF。しかし、ポイントでは10位をキープ。







【The Biggest mover】予選26位から6位フィニッシュのエド・ジョーンズ。今季ベストフィニッシュでデトロイトレース1mの9位以来の、今季2回目のシングルフィニッシュ。



【DNF】27台中フィニッシュは18台で、9台がDNF。2018年インディアナポリス500での9台のDNF以来のワースト記録。



【ブレンドライン】ピットアウトするレースカーとレーストラック上を走るレースカーの前後関係の計測点をブレンドラインと言い、公式ウェブページのRESULTからも位置を確認することができます。



http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/5800/2021-08-08/indycar-sectionresults-race.pdf




【その他】



  • 述べオーバーテイク回数は179回。そのうち168回は順位変動。
  • 2位フィニッシュのディクソンがポイント2位へ。残り5レースで42点差。
  • ディクソンは通算125回目の表彰台。
  • ディクソンは今シーズンすべてのラップを完走している唯一のドライバー。
  • 現地NBCSNは前枠のNASCAR中継が早く終わって、予定より7分50秒速くスタート。我々は慌てて追いかける。






【今週末はインディアナポリスロードコース】8月14日(土) 深夜1時30分から生中継 コメンタリー:松浦孝亮、辻野ヒロシ



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