ルーキーのジミー・ジョンソンにオーバルテストの話が持ち上がってきています。
7月27日にゲートウェイでロマン・グロジャンがオーバルでの初走行テストを実施した日に、チップガナッシレーシングのルーキーのジミー・ジョンソンはリモート記者会見に出席。今年の8月下旬にホームステッドでのオーバルテスト実施の可能性について言及しました。
「8月にホームステッドでのテストを調整中です。現時点では8月下旬を予定しています」とジョンソンはコメント。
ジョンソンはNASCARカップシリーズで通算83勝を挙げて7回のシリーズチャンピオンに輝いていますが、そのオーバルレースでの豊富な経験にもかかわらず、今シーズンはインディカーシリーズでロードストリートの12レースのみにエントリーしてきています。
今年の第105回インディアナポリス500ではチームと共に現場に帯同。決勝日ではNBCのゲスト解説も務め、インディカーのエアロスクリーンの効果や総合的な安全レベルの高さを改めて目の当たりにし、クラッシュ後のドライバーの話も聞くなどして、HANSデバイスやエアロスクリーン、SAFERバリアーなどのインディカーの高い安全性を認識してオーバル走行への見方に変化が起きたとのこと。
「まずは実際に走ってオーバルでの感じを確かめてみたいです。しかし、実際のレース参戦となると、もう少し時間が必要かもしれません」と直ちにレース参戦にはつながらないことを示唆しています。
ジョンソンの気持ちに変化を与えたのは、インディ500予選でのアレックス・パロウのクラッシュでした。
「彼は無傷で、何事もなく出てて歩いていました。あれが、自分の気持ちに大きな変化を与えました」とジョンソンはコメントしています。