中継内での燃費についての説明で「フューエルナンバー」と「フューエルポジション」の2つがありますが、混同されやすいので説明します。
「フューエルナンバー」は3ケタの数値で単位はMPG(マイルパーガロン)。1ガロンで何マイル走れるかという意味です。
レースカーのダッシュパネルには1周ごとにラストラップでのMPGが表示され、ドライバーは1周ごとに燃費を知ることができます。ロードストリートでだいたいMPG=3.2~3.5、インディオーバルではMPG=4.0~が標準的な数値です。MPGは3ケタで表示され、燃費セーブが必要な場合は残り周回数と燃料搭載量から逆算された3ケタの数値のフューエルナンバーが無線でドライバーへ伝えられます。
「フューエルポジション」は「ミクスチャーポジション」とも呼ばれ、燃料消費量をダイヤルスイッチによって8段階で調節します。ダッシュパネル下につまんで回すロータリースイッチで搭載される場合が多いですが、琢磨選手はダッシュパネルの左脇に指の腹で回転させるタイプのロータリースイッチを使っています。フューエルポジションは8がコーションラップ用で1がフルリッチになります。
アンダーグリーン時とアンダーイエロー時で燃費ってどれぐらい違うのか知りたいんです。黄旗は、緑旗時の約何倍に跳ね上がるのか❓です。
今年のロードアメリカや500をGAORAで見ていて思ったのは、
この燃費走法は、このまま完走できるのか❔とか、イエロー必須なら、何周黄色になれば届くのか❔とかそういう部分なのです。
コーションラップでは燃費は約6倍よくなると言われています。
これで、いろいろ計算できますから
観戦の楽しみ方が増えます。
ありがとうございました。