第105回インディアナポリス500 予選2日目 情報まとめ






曇りのちはれ 気温28~29度 路面47~49度 湿度41%~39% 



【予選2日目リザルト】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/5848/2021-05-23/indycar-results-quals-poleday.pdf



【ディクソンがポールポジション】予選1日目も最速だったスコット・ディクソンがTOP9台で争うファスト9シュートアウトでも 231.685 mphのトップスピードを記録。インディ500では2017年以来4回目のポールポジションを獲得して賞金10万ドルを手にしています。4周(10マイル=約16キロ)の平均速度では2位だったコルトン・ハータに0.02マイル差、タイムにしてたった100分の2秒の僅差でした。インディ500でのフロントローからのスタートは6回目で2年連続となります。「インディ500でのポールポジション獲得ほど難しいものはありません。ポールポジションを取るだけのクルマに仕上げるためにチームは膨大な費用をつぎ込んで作業を続けてきました。これもチームの努力の結果で本当に誇らしいです。しかし、まだスタート地点に立ったにすぎません。本番はこれからです」とディクソンはコメント。



【二人の20代ドライバーがフロントローからのスタート】40歳でベテランのディクソンに並んでスタートするのは21歳のコルトン・ハータと20歳のリナス・ビーケイ。共にインディ500キャリア最上位グリッドからのスタートになります。ビーケイはシボレーエンジンユーザーとしては再上位グリッドになります。この二人と12番グリッドスタートのパトリシオ・オワードは1952年インディ500でトロイ・ラットマンが樹立した22歳と80日の史上最年少優勝記録を69年振りに塗り替える可能性があります。



【キンボールとエナーソンが予選落ち】5人のドライバーによって31~33番グリッドの3つの空席を争ったラストチャンスシュートアウトでは高い気温と路面温度の中での実施。エンジンの温度管理の関係で1発勝負となり、カラム、パワー、デシルベストロがグリッドを確保。2回ずつアテンプトしたキンボールとエナーソンは33番手のデシルベストロを上回ることはできませんでした。



【2018年ウィナーのパワーは最後列スタート】予選1日目でグリッド獲得できなかったパワーは予選落ちの危機に瀕しながらも、高温下でひどいオーバーステアとなったレースカーを何とかコントールして渾身の予選アテンプト。4周目のターン2ではウォールにヒット。そのままアクセル全開でチェッカーフラッグを受け。暫定32番グリッドを獲得したものの、ウォールにヒットした右後輪のサスペンションアームはわずかに曲がってしまい、2回目のアテンプトは不可能な状況。ひたすら時間の経過をまち、キンボールとエナーソンが力尽きて時間切れを迎え、何とか32番グリッドを確保。1995年のアル・サンサーJr.とエマーソン・フィッティパルディ、二人のチャンピオンの悪夢の予選落ちの再来はかろうじて回避しました。「アームが曲がったのがわかりましたが、残り2つのターンを全開で行くしか残された道はありませんでした。とにかくストレスな予選でした」とパワーはコメント。







【インディ500最多ポールポジション】リック・メアーズが6回で単独トップ。レックス・メイズ、AJフォイト、エリオ・カストロネベス、ディクソンが4回。



【ペンスキーの最後列スタート】今回で2回目。1978年にマリオ・アンドレッティが33番グリッドからのスタート。この時は予選日がF1ベルギーGPと重なり、予選だけはマイク・ヒスがドライブして8番グリッドを獲得。しかしその後にドライバー交代をしたために規定で最後尾へ。純粋に予選速度が伸びずに最後列になるのは今回が初めて。



【3年連続】セイジ・カラムは3年連続で31位番グリッドスタート。



【史上最速の予選】33台の平均時速230.294mphは史上最速。これまでの最速は2014年の229.382mph。



【最上3番目のタイトフィールド】ポールポジションのディクソンと最後尾のデシルベストロのタイム差は2.288で史上3番目の僅差。史上1位は2019年のパジェノーとカイザーの 1.8040秒。



【史上最年少フロントロー】ビーケイが20歳261日で史上最年少フロントロースタートに。それまでは2013年のカルロス・ムニョスの21歳144日。



【ルーキーは2人】ピエトロ・フィッティパルディ(予選13位)とスコット・マクロクリン(予選17位)



【インディ500最多出場】エリオ・カストロネベスの20回目が今大会での最多。史上最多は連速35回のAJフォイト。



【最多ラップリード】ディクソンの563周が最多。以下カナーンの346周、エリオの306周。



【最年長ドライバー】カナーンの46歳150日。史上最年長はAJフォイトの57歳128日。史上最年少はレースデイに誕生日を迎えたAJフォイトⅣ.



【予選後のプラクティスでパロウがトップスピード】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/5849/2021-05-23/indycar-results-p8.pdf



予選終了後に設けられた2時間の練習セッションでアレックス・パロウが225.649mphでトップ。デイリーが3番手に食い込んだものの、ガナッシ勢4台すべてがTOP5に入っています。6位に佐藤琢磨選手、7位にグラハム・レイホールが続き、ガナッシ勢をピッタリマークしています。



【プラクティス後の佐藤琢磨選手のコメント】「カーブデイ直前の、最後となる今日のプラクティスではたくさんのグループランを行いました。今日はいままででいちばん暑かったのでダウンフォースを増やしましたが、結果的にいい1日となりました。僕たちはたくさんのことをチェックしたので、とても建設的だったと思います。もう1度データを見直し、すべてをまとめ上げたうえでカーブデイでチェックできるので、いい流れです。少なくとも今日は前向きでいい1日でした。」



【5月28日(金)カーブデースケジュール】



  • Practice 11:00AM-1:00AM
  • ※2:00PMからのピットストップチャレンジは中止


BSスカパー! 深夜0時 生中継! https://sports.skyperfectv.co.jp/motor/002656/

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