第105回インディアナポリス500 3日目情報まとめ






はれ 気温27~29度 路面40~48度 湿度51%~41% 



【プラクティス4リザルト】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/5845/2021-05-20/indycar-results-p4.pdf



【カナーンがトップスピード】2013年インディ500チャンピオンのトニー・カナーンが225.341 mphでトップスピード。これまでよりも気温が大幅に上昇した午後に記録しています。「これまでよりも気温が高くなったのですがうまく対応できました。皆さんも天気予報を気にすると思いますが、我々も天気予報をみてそれに合わせた走り方をしなければいけません。なので、今日のコンディションでは来週の日曜日の天気予報を見こした走りをしました。」とカナーンはコメント。カナーンは今回で20回目のインディ500挑戦になります。



【デイリーが2日連続の2番手】エドカーペンターレーシングのコナー・デイリーが前日に続いての2番手で225.245 mphを記録。「大きくコンディションが変化した中でスピードが維持できたのは大きいです。集団走行でも安定して走れました。ただ、パッシングができる状況かどうかは答えるのが難しいですね。あの状況で簡単だという人がいたらうそつきだと思います」と高い気温では接近戦の中で仕掛けるのはまだ難しい状況であることをコメントしています。



【フェルッチがクラッシュ】3番手スピードの224.922mphを記録していたサンティーノ・フェルッチが午後4時過ぎにターン2で単独スピンしてウォールにクラッシュ。左足を打撲して痛みを訴えていたためにメソジスト病院に搬送されて精密検査を受けました。診断の結果、走行に問題なしとして病院から戻ってきています。



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フェルッチはレイホールレターマンラニガンレーシングの3台目としてスポット参戦。2019年の初参戦時は23番グリッドからルーキー最上位となる7位フィニッシュでルーキーオブザイヤーを獲得。去年は4位フィニッシュしてインディ500を得意としています。今年は「サタデーナイトフィーバー」のスペシャルヘルメットで参戦しています。



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【ノートースピードではハービーがトップ】トーイング無しのNTSでは222.091mphのジャック・ハービーがトップスピード。セッション序盤では各車が単独走行での予選シミュレーションを行い、予選トリムの確認を行っていました。



【レイホールレターマンラニガンレーシングにペナルティ】セッション開始直後にレイホールレターマンラニガンレーシング(RLLR)は3台でフォーメーションを組んでブリックヤードを通過させる写真撮影を実施。その後方でスロー走行をしていたスコット・マクロクリンの背後から、この状況を知らずに高速走行をしていたコルトン・ハータがこれをよけようとしてウォールとマクロクリンに接触。2台は修理のために1時間ほどを費やしています。このアクシデントにインディカーはルール9.3.1(不適切な行為)に抵触する違反があったとしてRLLRにペナルティを科し、明日金曜日のプラクティスセッション冒頭の30分間の3台の出走停止を言い渡しています。初日冒頭にペンスキーが4台でフォーメーション走行をさせて記念撮影をしていましたが、その時は速度制限が設けられたインスタレーションラップセッション中の規定速度内での走行だったために、おとがめはありませんでした。



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【佐藤琢磨選手は9番手】琢磨選手はこの日の序盤では3回の予選シミュレーションを実施して低ブーストでの予選トリムを確認。セッション終盤ではロングランを実施して気温と路面が高い中でのバランス変化などを確かめました。



【佐藤琢磨選手のコメント】「僕たちにとっては、今日もとても建設的な1日となりました。予選シミュレーションと決勝シミュレーションから多くのことを学び、たくさんのグループランを行うとともにトラフィックのなかで走行しました。それらがチャレンジングであるのはいつもどおりで、簡単だったことはありませんが、だからこそとても意味があったともいえます。明日はハイブーストで走行するファスト・フライデイなので、とてもワクワクしています。また、明日は当然のことながら予選を想定した走りに集中することになります。いまのところ、毎日とてもうまく進んでいて、すべて予定どおりです。今後も一生懸命努力して、予選当日がいい1日となることを期待しています」



【ファストフライデー】予選前日となる明日から日曜日までの3日間は予選用にターボのブースト圧が設定され、予選を想定したプラクティス走行が行われることになります。ターボブースト圧の変更で約80~90馬力ほどのアップが見込まれ、それに伴いスピードも大幅にアップします。去年の予選では4周平均速度でトップ5台が230マイル台を突破。ポールポジションのマルコ・アンドレッティは231.068mphを記録しています。ドライバーいわく「世界が変わる」そうです。



【5月21日 4日目(ファストフライデー)スケジュール】PRACTICE 12:00AM-6:00PM

2件のコメント

  1. RLLRのペナルティに関して映像を拝見しましたが、まだ十分に距離があったように見えます。
    ちょっと厳しいように感じますが、まぁペナルティだというなら仕方ないですかね?。

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