第105回インディアナポリス500 2日目情報まとめ


2021-Indianapolis-500-Pace-Car




くもり 気温~27度 路面~45度 湿度80%~41% 



【プラクティス3リザルト】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/5844/2021-05-19/indycar-results-p3.pdf



【ディクソンがトップスピード】2008年インディ500チャンピオンのスコット・ディクソンが大集団の中で226.829mphのトップスピード。エリクソンが4位、カナーンが5位に入り、ガナッシ勢がTOP5のうち3台を占めました。「今日の数字に大きな意味は無いと思います。昨日の方(223.988mph8番手)がいい感じで走れていました。今日はコンディションがだいぶ変わって、風向きがターン2からターン4へと大きくシフトして、気温や路面温度も上がっていました。気温が上がるとダウンフォースが減ってどうしても乱気流の影響を受けやすくなるので、前に接近しにくくなります。でも、これまでの走りの感じでは決勝レースはかなりの接近戦になるでしょうね。見ている方は楽しいと思います。何台かは予選のような走りをしていましたが、あの状況でその走りをする必要があるのか疑問ですね。」とディクソンはコメント。あくまでも集団でのトーイングで記録されるトップスピードではなく安定してロングランができることに集中しています。



【ECR勢が好調】ポールポジション争いの常連であるエドカーペンターレーシング(ECR)のコナー・デイリーは226.372mphで2番手、エド・カーペンターが226.103で3番手につけています。カーペンターは「自分も何台かが予選シミュレーションしているのを見て不思議に思いました。今日は順位表よりも集団の中で安定して走れたかどうかが重要です。たしかに順位表所上位にいれば気分はいいものですが、それ以上に集団の中のいかなる状況でもスピードを維持できた方が重要でした。」とコメント。デイリーは「トラフィックの中でかなり色々なことを試せました。ベストラップの時はかなりアクセルを戻していました。昨日も今日も調子が良かったので、もうこれ以上レースカーをいじりたくないほどです」とコメント。先週のインディGPでビーケイがチームに5年振りの優勝をもたらし、チームは非常にいい雰囲気の中で初日の2日間を迎えています。



【不気味に周回を重ねたペンスキー勢】初日はトップスピードだったウィル・パワーはこの日は93周を走って67周目に記録した224.785mphの15番手で、これがペンスキーの最上位。終始4台で集団走行を重ね、マクロクリンの112周以外は80周を走行したパジェノーが222.983mphで24番手、68周走行のニューガーデンが222.544mphで30番手と目立った動きはありません。一緒に集団で走行を重ねたデイリーは「不調には見えないが、まだ何かを探っているようだ」と指摘しています。ペンスキー勢はフロントウイング両側にエクステンションを装着し、さえに左のエクステンションにウィッカーも装着。 昨日よりも気温が高く重めのダウンフォースにしています。



【RCエナーソンがルーキーオリエンテーションをパス】昨日はフェーズ2どまりだったエナーソンがプラクティスセッション開始前に設定されたルーキーセッションでフェーズ3まで終了。これでルーキーオリエンテーションプログラムをパスしました。所属のトップガンレーシングはおそらくエンジン契約が走行距離に制限がある「ショートプログラム」だと思われ、その後のプラクティスセッションでの走行を見送っています。トップガンレーシングは戦後から70年代までにチーフメカニックを務めていたグラント・キングの甥のビル・スロックモートンとCARTシリーズのエントラントだったゲイリー・トラウトと共にチームを再結成。本来は昨年に活動を開始する予定でしたがパンデミックの影響で今年のインディ500挑戦となっています。



【ノートースピード】前との間隔が7秒以上でトーイングの影響がないとされるノートースピード(NTS)ではロッシ(221.114)、パエジェノー(221.037)、 チルトン (220.799)、以下 ジョーンズ、キンボール、オワード、ヒルデブランド。



【本日のグリーンフラッグ】1976年からスピードウェイのチケットで働き、今年いっぱいで定年退職するリンダ・プライスさんがグリーンフラッグ。



【佐藤琢磨選手は30周アベレージでトップ】セッション序盤はレースブーストのままで予選シミュレーションをして単独走行のバランスを確認。その後は一度ガレージに戻ってセットを再確認したうえで決勝セットに変更。セッション終盤では集団の中でフルタンクからの連続30周前後のロングランテストを実施。116周を走ってトップスピードは224.057mphで20番手。30周分のアベレージでは217.879mphで34台中のトップとなっています。



【佐藤琢磨選手のコメント】「今日もたくさんのことを学べたので、いい1日だったと思います。予選シミュレーションを行いましたが、まだブーストは上げてなく、もっと基本的なことをたくさん学びました。その後のグループランはとてもうまくいきました。ダウンフォースを増やせばスピードは伸びますが、首位に立ったときのレース展開は難しくなります。僕たちはたくさんのことを学び、(チームメイトの)サンティーノやグラハムも多くのデータを収集できたのは間違いないので、走行後のミーティングでそれらを確認し、明日に向けてさらに前進していきたいと思います。」







【5月20日3日目スケジュール】PRACTICE 12:00AM-6:00PM

3件のコメント

  1. 稲嶺さん、おつかれさまです!

    レイホールレターマンラニガンに出された
    30分ホールドペナルティの原因は何なんでしょうか?

    あとインディ500だけ
    エディ·ジョーンズさんと琢磨さんのコンビ復活ですか?
    1. インディマニア さんへ
      RLLのペナルティに関しては先ほどアップした3日目情報まとめをご参照ください。
      エディ・ジョーンズとは暫定的な復活になります。

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