2ストップか3ストップか
今回のレースは2ストップがセオリー。ソフトタイヤの落ち込みが懸念されていたものの、ソフトタイヤスタートのパジェノーは35周目に自己ベストを更新。Jジョンソンのストップによる3周のイエローがあったこともあって、ハータもタイヤを使い切ることなくラップリードを維持しました。
マスターズフィーバー
今回は天野さんはマスターズの帽子で登場!さすがに松浦プロはすぐに反応!「何ですかあれは?」との村田さんの質問にたいして親切に解説。今回は松浦プロにはぜひともグリーンジャケットで登場してほしかった。
進行表上ではマスターズの話は最後に時間が余ったらするはずだったのに、先に話してしまうという・・・
予選で苦戦した琢磨選手
予選15位と苦戦の琢磨選手は今回も眉間にしわを寄せてのインタビュー。決勝レース前のファイナルプラクティスでは2番手だったものの、これは新品ソフトに替えた周でP2Pも使ってかなり盛った状況でのタイムだったとのこと。
インディカー専属牧師
レース前のお祈りはインディカー契約牧師のジェイソン・ホルトさん。レースデーの日曜日の朝はブリーフィングルームでかならずモーニングサービスが行われています。イベントによっては地元の牧師さんなどが担当することもあります。
今回のフライバイ
フライバイはタンパベイを挟んでセントピーターズ市街地の対岸にあるマクディル空軍基地所属の空中給油機のKC-135。米軍の空中給油機は沖縄の嘉手納でも見ます。
スタートコマンド
スタートコマンドはてっきりスーパーボウル制覇のバッカニアーズの選手かと思ったらセントピーターズバーグ出身のパッカーズのマルケス・バルデス・スキャンティング選手でした。
スタート前にオンボード反省会?
レーススタート前のペースラップ中に、NBCの実況席とニューガーデンが無線で会話。先週の反省会が始まるのかと思いました。決勝レース前でも遠慮なく実況席がドライバーと無線で会話するのがインディカー。
無線機トラブル
ペースラップ開始直前にブルデイのレースカーに無線トラブルが発生。ピットからの呼びかけにドライバーが応答しないということでクルーが急遽チェック。無線機本体はノーズコーンとフロントサスペンションアーム間あたりの車内にあります。このような場合はピットからサインボードを使って指示を出します。かつては、インディジャパンでもレースをリードするウェルドンの無線が壊れてピットクルーがサインボードを使うシーンが見られました。
今回はレーススタート前には3周のペースラップが設けられましたが、ラスト1周に入る前にコース復帰できればオリジナルグリッドに戻ることができます。その場合は1周分のわずかな燃料をセーブできることになりますが、タイヤを温められないままでのスタートを強いられることになります。
苦戦するルーキー勢
苦戦が続くジミー・ジョンソン。開幕戦以外はすべて走行経験がないレーストラックでのぶっつけ本番レースが強いられます。今年はプラクティスセッションが減っているので、ルーキーたちにとっては厳しい状況になっています。
ストリートコースの路面舗装
1回目のフルーコースイエロー中に映った路面。これは、アスファルトが剥がれたのではなく、横断歩道のペイントが剥げたところにタイヤかすがこびりついたものです。以前にブログで書いたようにストリートレースと言えども、レーストラックとして使われる部分はレース用に対策されて特殊な舗装が施されるので剥がれることは中々ありません。
高温多湿対策
高温多湿対策。気温28度、湿度80%の状況でドライバーは暑さとの闘いも強いられました。ロッシはエアロスクリーン上にエアスクープを導入しながらもゴミを吸ってしまって機能しなくなったという・・・。エアスクープ装着は空気抵抗が増えて、ストレートのトップスピードが約1マイル落ちるということですが、100周分の体力を維持することが重要だとしてロッシは装着を選択。ハータはロスを嫌がって未装着でした。
ブレーキの過熱
ブレーキキャリパーの過熱。レースカーが停止すると冷却ダクトへの風の導入も止まるので、ブレーキが一気に過熱して派手に炎を上げることもありますが、走れば冷却されて鎮火します。なので、プラクティス中もピットインしてきたレースカーのブレーキダクトにはすぐに送風機が取り付けられます。
琢磨選手のオーバーテイク祭り
琢磨選手とヒンチのバトル。琢磨選手はすでにヒンチのインサイドに完全に入っていて、接触した瞬間はわずかに琢磨選手が前に出ているのでペナルティの審議すらありませんでした。2年前にロードアメリカで琢磨選手がロッシと接触した時と判定基準は同じです。レースディレクターのカイル・ノバックはサイドバイサイドの場合での接触ではペナルティを取らない傾向にあります。ボー・バーフィールドも同じ判断基準でした。そして、ノバックは停車車両があっても走行ラインに支障していなければ全員がピットエントランスを通過してからフルコースイエローにする傾向があります。
40代VS20代
44歳対20歳対21歳。40代のベテランが20代の若手をやっつけるのもインディカーシリーズの醍醐味です。
最後はハードにするかソフトにするか
最終スティントは路面にラバーがのってきたこともあって、ハードタイヤかソフトタイヤかで別れましたが、ハータはソフトタイヤで自己ベストを92周目に記録。ニューガーデンはハードタイヤで88周目に自己ベストを記録したので結果的に最後はイーブンでした。
親子鷹
結局は子どもは親の言うことを一番効くということで、今年のコルトン・ハータのストラテジストは父親のブライアン・ハータが担当するようです。これまではソフトタイヤを使い果たして泣きの無線を入れながらズルズル後退していったCハータでしたが、今回は見事なタイヤマネージメントでキャリア4勝目を上げました。これで父親のBハータのキャリア4勝と並びました。
舌のRPMも絶好調に
15番グリッドから6位フィニッシュで上機嫌の琢磨選手。昨年の最終戦のセントピーターズバーグでも一時は5位までアップしながらも、マルコに接触してペナルティ最後尾まで下げられてしまいましたが、今回は留飲を下げるいいレースで、レース後のスカイプインタビューの長さにその嬉しさが表れていました。 スカイプなどの画像のデジタル圧縮技術の特性上、背景の動きが激しいと画像はガビガビになり、背景に動きがないとくっきりとした画像になります。これは動きのあるものの映像処理に多くのデータを使うことになるからです。
松浦プロのツアーは続く
入館証もジャケットも忘れてきた松浦プロ。土日は鈴鹿でスーパーフォーミュラの解説をして大阪入り。あさ4時4分に中継が終わって、この後は朝一でのゴルフだったそうです。スコアはどうだったのでしょうか?
ピットが狭すぎてピットが危険でしたが
当該車両が自力で移動できるかどうか見ていたのでは?