第104回インディアナポリス500を制した佐藤琢磨選手がシカゴに”凱旋”しました。
シカゴはレイホールレターマンラニガンレーシング(RLLR)の3人の共同オーナーの一人のマイク・ラニガンの地元であり、ボビー・レイホールも現在はシカゴ在住で縁が深い都市です。
シカゴとインディ500の結びつきは大きく、レースデーには多くのファンが3時間強のドライブでインディアナポリスを訪れる他、レースファミリーのベッテンハウゼン家やSTPの創始者で長らく自らのチームで参戦してきたアンディ・グラナテリもシカゴの出身です。
最近ではカール・ハースがニューマンハースレーシングの拠点をシカゴ北部郊外に拠点を置き、現在ではデイル・コインがシカゴ南部郊外に拠点を置いています。
今回はフィニッシュ時のタイヤを装着したままのレースカーとボルグワーナートロフィーと共に佐藤琢磨選手、ボビー・レイホール、マイク・ラニガンの三人がシカゴで凱旋ツアーを行いました。
凱旋ツアーは9月22日にシカゴで有名なギブソン・バー&ステーキハウスからスタート。店舗前にレースカーとトロフィーを展示し、100人ほどのギャラリーが集まった中で60人近いゲストを招いてのランチパーティを行いました。
つづいてシカゴの日本総領事館を訪問し岡田健一総領事と面会してインディ500での2勝目を称える表彰を受けています。
その後は共同チームオーナーのラニガン家を訪問。チームとしては2004年のバディ・ライス以来のインディ500優勝でしたが、マイク・ラニガンにとっては自身がインディカーレースに携わって以来初めてのインディ500優勝でした。Congratulations to SATO Takuma, who received the Consul-General of Japan at Chicago Commendation, and his Team SATO! Mr. SATO achieved a historic second Indy 500 victory in August. He's also been actively involved in supporting victims of the Great East Japan Earthquake in 2011. pic.twitter.com/cm5MGfIgs7
— Consulate-General of Japan in Chicago (@JpnCons_Chicago) September 23, 2020
ラニガンは1973年に観客としてインディ500に行って以来、自身が経営する重機メーカーのMi-Jackを通じてチームをサポートしてきましたが、これまでインディ500での優勝に関わる事はありませんでした。
総勢100人を超えるラニガン家の親戚たちは全員が琢磨Tシャツを着て出迎え。1時間半にも及ぶ歓迎パーティを楽しんだほか、翌日23日は午前中にMi-Jack本社を訪問。巨大なお祝いバナーを掲げた重機と従業員が総出で琢磨選手を迎えました。
凱旋ツアーは今回のプライマリースポンサーとなった「PeopleReady」主催のディナークルーズで締めくくりとなっています。
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