第104回インディアナポリス500 予選2日目情報まとめ




晴れ 路面温度43度 気温26度 湿度61%



【予選2日目リザルト】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/5774/2020-08-16/indycar-results-quals-poleday.pdf



【プラクティス6リザルト】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/5775/2020-08-16/indycar-results-p6.pdf



【予選2日目公式映像】https://youtu.be/1M-GMOOUwPE



【マルコ・アンドレッティが初ポールポジション】今年で15回目のインディ500参戦となるマルコが231.068mphでインディ500キャリア初のポールポジションを獲得しました。アンドレッティ家としてはマルコの祖父の1987年のマリオ・アンドレッティ以来のポールポジションとなります。マルコの父親のマイケルはポールポジション獲得はありませんでした。マルコのインディ500ベストリザルトは2006年の2位。アンドレッティ家のインディ500での優勝は1969年のマリオ・アンドレッティの一勝のみ。51年振りのアンドレッティ家インディ500優勝に期待がかかります。



【佐藤琢磨選手がフロントロースタート】9台中最初のアテンプトで230.725 mphをマーク。強風の影響でライバル勢がダウンフォースレベルやギアセッティングに混乱する中で速度低下を最小に抑えた安定した走りを見せた琢磨選手が手堅く4周の平均速度をまとめてフロントローとなる3番グリッドをゲットしました。インディ500優勝した2017年の予選4位を上回る自己ベストグリッドとなります。
琢磨選手は予選1日目に1回目のアテンプトで9番手速度を出しながらも、その後2回アテンプトをして別のセッティングを確認。予選2日目朝のプラクティスでは誰も走らない中で琢磨選手とグラハムの2台だけが強風対策のセッティングを再確認。結果的にダウンフォースレベルとギアレシオがコンディションがマッチした中での走りがフロントロー獲得につながりました。



【佐藤琢磨選手のコメント】「フロントロウからスタートできるのは僕たちにとって大きな成果といえます。パナソニック・ピープルレディ・ホンダとNo.30のマシーンを担当するスタッフにとって素晴らしい成績を収めることができました。オフシーズンの間、ここインディアナポリスでのパフォーマンス向上を目指してレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの全員が懸命に作業してきましたが、今日、その努力が実りました。いまからはレースの準備へとシフトします。今日の午後にもう一度プラクティスが行なわれますが、これと金曜日に行なわれるカーブデイは極めて重要です。僕たちのマシーンはレーストリムでも力強い走りを見せてくれると信じているので、日曜日のレースを楽しみにしています」



【ホンダ勢が席巻】TOP12台中11台がホンダエンジンユーザーとなりました。シボレーエンジンユーザーではエドカーペンターレーシングのルーキー、リナス・ビーケイが唯一TOP12に食い込んでいます。



【風速5mの風】前日までは穏やかでフラッグをほとんどなびかせることがなかった風が、この日は風速5m以上と、場内の旗を激しくはためかせるほどになりました。
しかも、フロントストレートは完全な追い風、バックストレートは完全な向かい風となったため、4足5速6速の3枚のトップギアのレシオが大きく変わってしまう可能性も出てきました。うまくギアレシオを合わせないとフロントストレッチでリミッターにヒットしてスピードロス、バックストレッチではエンジン回転数が伸び切らずにトップスピードを稼げないという状況になりました。もちろん前後のウイングアングルを調整してのダウンフォースレベルのアはストも必要でターンでの速度低下を防ぐ必要も出てきました。



【ダウンフォースレベル】琢磨選手のコメントによれば琢磨選手とマルコはダウンフォース多め。ハンターレイ、ロッシ、ヒンチクリフはダウンフォース少な目といった感じでした。



【パロウはマシントラブルながらも7番手】この日では最速となる231.901mphを1周目に記録しながらも2周目にウェイトジャッカーのトラブルでアンダーステアとなってしまい、結局は7位に終わったルーキーのアレックス・パロウ。予選1日目終了後には「ポールポジションを取りに行きたい」と意欲を燃やしていましたが、このトラブルさえなければ十分にマルコやディクソンと戦えていた状況でした。このインディ500ではこれまでに出走したすべてのセッションでTOP10入りという好調さを見せ、決勝レースでも先頭グループをかき回すことになりそうです。
ウェイトジャッカーはリアの車高を調整する装置で、速度が必要なストレートではリアを下げると同時にウイングのアングルが浅くなりドラッグを減らすことができます。ターン手前で車高を戻してウイングアングルを立て気味にしてダウンフォースを稼ぐという使い方をしています。



【今後の予定】8月21日金曜日
Final Practice (Carb Day) 11:00 – 1:00 PM ET
8月23日日曜日
104th Indianapolis 500 2:15 – 6:00 PM ET



【今後の放送予定】22日土曜日
インディ500直前 CARB DAY リポート よる10時~ BSスカパー!
https://sports.skyperfectv.co.jp/motor/002656/index.php23日日曜日
第104回インディアナポリス500 深夜2時~ GAORA SPORTS

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