【レースリポート】インディカーiRacingチャレンジ第2戦、マクロクリンが初優勝



第2戦最終順位 http://www.imscdn.com/indycar_media/documents/2020-04-04/indycar-boxscore.pdf
インディカーiRacingチャレンジ第2戦のアラバマグランプリは予選8位だったペンスキーのスコット・マクロクリンが攻めの2ストップ作戦を敢行してレースを制しインディカーレース初優勝を上げました。

2位には予選2位だったウィル・パワーが入ってチーム・ペンスキーの1-2フィニッシュとなっています。

3位はラリークロスで2回チャンピオンになっているスコット・スピードでした。

ポールポジションから2連勝を狙ったセイジ・カラムはこの日最多の24周をリードするも、アウトラップだったローゼンクイストと接触。ダメージ修復にピットインした時にピットレーンでの速度違反を犯してさらに後退。最終的には周回遅れと接触して宙に舞い上がり、フェンスにぶら下がってレースを終えています。

今回は15周目から3周にわたってレースコントロールによる「コンペティション・コーション」となることが事前に告知され、マクロクリンはこのコンペティション・コーションが出される直前の14周目にピットインして2ストップ作戦を選択。

一時は後方に下がるものの、コンペティションイエローの間に9位まで浮上。その後もステイアウトしたレースカーが次々とピットインしていく中でタイヤと燃料をリッチに使ってハイペースで周回し、レース残り14周の所で2位のスピードに約19秒、3位のパワーに30秒近い差をつけてラストピット。

約8秒でピットアウトするとスピードの約8秒後ろ、パワーの1秒前でコースに復帰。残り6周の所で燃費走行とタイヤを酷使してペースを上げられないスピードをキャッチしてレースリーダーに返り咲くと、背後のパワーを抑えてままトップでチェッカーフラッグを受けました。

チームペンスキーはチームでエンジニアとスポッターを各ドライバーと共に参加させるなど強力なチーム体制を敷き。ドライバーの走行ポジションや燃費などを管理して作戦を立ててきています。

次回のインディカーiRacingチャレンジ第3戦は4月11日にミシガンインターナショナルスピードウェイで開催されます。

4月11日 ミシガンインターナショナルスピードウェイ
4月18日 “Random Draw” track (無作為で抽出)
4月25日 Circuit of The Americas
5月 2日  non-INDYCAR “Dream” track (インディカーレース未開催地)

コメントを残す