パジェノーとロッシの明暗



第15戦を終えてポイント2位と3位が入れ替わり、パジェノーがポイント2位に浮上してペンスキーの1-2となっています。

ロッシがパジェノーを5ポイントリードで迎えた第15戦。パジェノーは予選4位、ロッシは予選11位と、ロッシは苦しい出だしでした。

レース序盤はロッシはペースアップできずに苦しんだものの2スティント目のイエロー明けとなった71周目ではパジェノーに追いついて8位争いを展開。


そして112周目に2回目のピットストップが終わったタイミングでは、ついにロッシがパジェノーの前に出て13位へ。


勢いのあるロッシは131周目のリスタートでニューガーデンを抜いて3位に上がります。この時点でTOP2はデイルコインの2台。このままいけばポイントリーダーのニューガーデンとの点差を縮められたはずでした。


ロッシとパジェノーは174周目に3回目のピットストップ。これをラストストップにするには厳しい状況で、ロッシは1周後にピットインしたニューガーデンに前に出られてしまいました。

そして、結果的に最後のイエローとなったブルデイのクラッシュ時に、リードラップの後ろから4台目の12位だったパジェノーはピットインして、ここで燃料補給とタイヤ交換。5位にいたロッシはトラックポジションを優先したのかステイアウトを選択。結果的にこの作戦が誤りでした。


結局リスタート後にロッシは燃料がきつくなってアンダーグリーンでピットストップしてしまい1周遅れの13位へ大きく後退。タイヤも燃料も余裕があったパジェノーは6位までポジションアップしただけではなく、ファイナルラップのニューガーデンのアクシデントでニューガーデンより前の5位でフィニッシュしました。


もし、ロッシが最後のイエローでパジェノーと一緒にピットインしていれば、パジェノーよりも5ポジション前の10位でピットアウトできてたはずなので、ここでステイアウトしたのが致命的となりました。


5位フィニッシュしてシリーズポイントもアップさせたパジェノーでしたが、あまりのめまぐるしいレース展開で状況を把しきれず、「レースの録画をはやく見直してみたい」とコメントしていました。

2件のコメント

  1. こういう解説、レース中に欲しかったです。
    野田さん、解説、もう少し頑張って欲しかったですね。「素晴らしいですね」とか、「走行ラインが限られてますから」という簡単なコメントばかりで、いつもの解説陣のようなコアな解説がもう少し欲しかった。。
    因みに黒澤さんは初登場の時ですら、「ドライバーリスト渡されても知らない人ばかりで・・・」と仰っりながらも、かなり勉強されてたようで主要ドライバーの事や黒澤さん当時との違いをかなり詳しく解説してくれました。

    ジュジュちゃんの事は詳しく解説してくれましたが。
    個人的にはジュジュちゃんを応援していて、親戚のプレゼントはミキハウスで固めてるので、ジュジュちゃんの情報を解説してくださるのは嬉しかったのですが。
    1. いっくんへ
      ロッシの作戦失敗がリアルタイムで追えなかったのもひとえに私の力不足で大変申し訳ありませんでした。
      今後はもっと精進したいと思います。まあ、今回は走ってる本人もどういう展開なのかよくわからないくらいでしたから。
      ライブではレースの優勝争いと琢磨選手の追い上げ、途中から作戦が分かれた1ストップ勢と2ストップ勢の動きに注視しましたが
      ロッシがラストイエローでピットに入らなかったのは完全に想定外の作戦でした。結果的には単なる作戦ミスでしたが。
      野田さんはゲートウェイでのレース経験があるので、レース運び以外にも走行ラインやギアの使い方など独自の視点がありました。
      簡単なコメントばかりと言うのは当たらないと思います。
      私は特に野田さんの解説に足りないところがあったとは全く思っていません。

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