人類月面到達50周年




今回のアイオワ300開催日の2019年7月20日はアポロ11号が月に到達してニール・アームストロング船長とバズ・オルドリンの二人が月面に降り立ってからちょうど50年でした。



1969年7月20日のアメリカ東部時間16:17に月着陸船イーグルが月面に着陸。22:56にアームストロング船長が月着陸船から降りて月面に立ちました。



今回のイベントではスタートコマンド前にアポロ11号でフライトディレクター(飛行主任)を務めたジーン・クランツ氏が偉業をたたえるレース関係者と観客に向けて特別メッセージを寄せました。



特別メッセージが収録されたのはヒューストンにあるアメリカ航空宇宙局ジョンソンスペースセンター(JSS)内に今も残されている当時のミッションコントロールルームです。現在も見学コースに組み入れられて、スタッフの説明と共にオブザーバールーム越しに見ることができます。



ジーン・クランツ氏は婦人御手製の白いベストを着て任務に就くのが日課でした。事故に見舞われたあのアポロ13号でもフライトディレクターを務め、のちにトム・ハンクス主演で映画化された「アポロ13」でも管制室の主要人物として登場し、白いベストのエピソードも紹介されています。



ちなみに映画では撮影カメラの設置位置などの関係でミッションコントロールルームをセットで完全に再現して撮影が行われています。



先のインディ500ではアポロ10号が地球に帰還した日と言うことで、当時の船長だったトーマス・スタッフォード氏がコメントを寄せていましたが、当時はわずかこれだけの間隔の中でリハーサルの10号から本番の11号をオペレーションしたということになります。



ちなみにアポロ11号では月面に降り立った二人の宇宙飛行士はハッセルブラッドで多くの写真を撮りましたが、宇宙服の外見が全く同じだったために、誰が撮った写真なのか後日分析官が判別するのに相当苦労したという話があって、12号からは船長のヘルメットには赤い線が入るようになっています。

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