【佐藤琢磨リリース】上位まで浮上するも、終盤のアタックが流れを変える


【佐藤琢磨リリース】 インディ第8戦は、昨日と打って変って快晴のもと行われた。

スタート直後のターン3で3台がからむクラシュが発生し、いきなりフルコース・コーションとなった。佐藤は16番手スタートだったが、上手くこのクラッシュを避けていきなり9位に浮上する。その後すぐにピットインして、レッドタイヤからブラックタイヤに交換してコースに戻る。

14周目に、ピット入り口で2台がからむクラッシュがあり、佐藤は17周目に再びピットインをする。佐藤は順調に順位を上げて行き、このスティントでは3位まで浮上することに成功した。

46周目にピットインして5位でコースに復帰する。49周目にトップにいたパワーがピットイン後に佐藤の前でコースに復帰すると、佐藤はチャンスとばかりにパワーを抜きにかかろうとしたが、失敗して逆にハンターレイとロッシに抜かれてしまう。

4回目のフルコース・コーションが開けた59周目に、佐藤は再び前を行くロッシをパスしようとするが、その際に軽い接触があったようで、タイヤをパンクさせてしまい、タイヤ交換のために60周目に緊急ピットインをする羽目になった。

16番手まで落ちてしまった佐藤だが、5回目のフルコース・コーションが開けてからひとつでも順位を取り戻そうと猛烈にアタックして、13位でチェッカーを受けることになった。優勝したのは6番手からスタートしたスコット・ディクソンだった。


【佐藤琢磨選手のコメント】 今日の予選は、昨晩降った雨の影響でコースの路面がサラサラとしていて、とても滑りやすかったです。セットの方向性も合ってなくて、トップとのタイム差も、昨日より開いてしまいました。決勝セットは予選とは反対の方向に持って行きました。決勝は上位まで上がって行ったのですが、4回目のコーション開けのリスタートで、順位を挽回しようとアタックしたのですが、ロッシと接触して、その後ローゼンクヴィストも来て行き場を失ってしまいました。その結果パンクしてしまい、タイヤ交換をすることになってしまいました。とにかく今回はクルマのスピードが足りていなくて、この点を再検証する必要を痛感しました。学んだことも多かったので、今後に活かしていければいいかと思っています。

4件のコメント

  1. まぁこういう時もありますから、仕方ないと思います。

    次戦テキサスで巻き返してほしい。
  2. パンクチャー起こしてピットインした瞬間、ブツっと切ってしまいました。気が短いので(笑)
    ポイント争いを考えると、とにかくロッシとニューガーデンの前でのチェッカーを受ける事が必須で、まさに二戦連続でかないそうだったのに。。。

    それにしてもロッシのパッシング技術、ここ2年で急激に上がりましたね。
    琢磨さんがアンドレッティ時代に琢磨さんの前を走っていて、その一台前を攻めあぐんでいて「お前じゃ無理だからいったん琢磨を先に行かせろ!琢磨ならアッサリ抜ける」と思った事が何度かありました。
    粗暴で昔のカラムなりの危険もありますが、がんがんロッシになりましたよね(^^)
  3. 50周目のピットアウトしてきたウィル・パワーを攻略できなかったのが全てでしたね。
    しかし、ロッシの速さにはかなわず、4回目のリスタートでも仕掛けることもできないと思っていたので、並びかけたのは驚きでした。結果は残念でしたが、しっかり、”No attack,No chance”を見せてくれました。
    クルマが調子悪くてもなんだかんだでイイトコに持っていけたのは今後にもつながるかと!
  4. 50周目、ウィル・パワーの時にP2Pが作動しなかったととは!その後は復活したのかな。

Daisuke8849 へ返信する コメントをキャンセル