【佐藤琢磨リリース】最終戦、マシントラブルで無念のリタイア



【佐藤琢磨公式リリース】 インディカー・シリーズ第17戦は、カリフォルニアのソノマで行われた。金曜日から始まった走行、佐藤は事前のテストでの感触を再現できずにいた。土曜日に行われた予選では、Q1をグループ1から出走して4位でQ2に進出。「Q1はクルマの動きも良かったのですが、Q2ではグリップ感がありませんでした」と12位で決勝を向かえることになった。

決勝の日曜日は快晴、スタートでの大きな混乱は無かったが、チャンピオン争いをしているロッシがいきなりパンクチャーで後退するハプニングが。佐藤はポジションを2つ上げて10位で走行する。その後7周目に9位、12周目には7位までポジションを上げた。14周目に1回目のピットインをした佐藤だが、その後のアウトラップで突然クルマから白煙が上がり、佐藤は再びピットインして、そこでレースを終えることになった。

その後43周目にはチームメイトのグラハムも突然マシンが止まってしまうトラブルが発生、グラハムはその後修理をしてコースに復帰したが、2台とも残念な結果となってしまった。

優勝はアンドレッティのハンターレイ、2位にはディクソンが入り、見事シリーズ・チャンピオンを決めた。



【佐藤琢磨選手のコメント】  今日のレースは、スタートの混乱も上手く抜けて、その後トラック上でポジションを3つ上げることもできました。今回はグラハムと同じストラテジーで走りましたが、一時は二人で6位、7位を走行できて、そこまではすごく良かったです。予選ではレッドタイヤでのクルマの動きが課題でしたが、決勝は良かったと思います。ただ、レースでブラックタイヤのパフォーマンスを確認できなかったのでが心残りです。今回はダブルポイントだったので、チャンピオンシップ的には残念でしたが、来年に向けてまた頑張りたいです。

 本日、チームから来年も契約続行の発表をいただきました。シーズン中に来シーズンの発表ができることは初めてです。チームは素晴らしい環境を整えてくれていて、チームメイトのグラハムとの関係もすごくいいので、これから来年に向けて準備をしていくのがとても楽しみです。

 今シーズンは、中盤くらいまでは厳しい走りが続きましたが、その後パフォーマンスも向上して、前回のポートランドでは優勝することができました。これも皆様のご支援のおかげだと思っています。本当にありがとうございました。来シーズンもよろしくお願いいたします。

コメントを残す