今回は不運だったブルデイ



開幕戦ではフルコースイエローのタイミングも手伝って最後尾近くから3番手まで上がった上に、トップ2台の接触という外的要因が優勝につながりましたが、今回は不運でした。

最後のピットストップ目前でSディクソンを抜いて2位にまで上がっていたSブルデイ。ペナルティでSディクソンに一旦ポジションを譲ったもののすぐに抜き去ってディクソンを置き去りにする速さを見せていました。

Sブルデイの作戦はハードタイヤでスタートしてラストはソフトタイヤで攻める作戦。レースを支配するAロッシはレース序盤でソフトタイヤで走り、最後はハードタイヤで走る作戦。ロッシの速さを見れば、同じ作戦では勝てないと踏んで最後はソフトタイヤを選択したのでしょう。

そのためには燃料の減った軽い状況で走って、ピットインを少し遅らせて最終スティントを短めにして、ソフトタイヤにする作戦は理解できます。2位キープではなく優勝狙いであれば攻めるしかありません。

ただ、今回はクラマンデメロのクラッシュとフルコースイエローになるタイミングが悪すぎました。あと2秒イエローになるのが遅ければ、Sブルデイのピットインは有効でした。

そうなれば、新品ソフトタイヤを履いたままトップに戻れていたでしょう。

コンサバに行ってロッシの後塵を浴びせられ続けるのか、トップを奪うために積極的に仕掛けるのか、作戦参謀のデイル・コインは後者を選んだということです。

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