インディカーに新しいエンジン開発マネージャーが就任
インディカーはNASCARカップシリーズでこの2年間マニュファクチュアラータイトルを獲得しているTRD(トヨタ・レーシング・デベロップメント)で主任エンジニアを務めてきたダーレン・サンザムをエンジン開発担当マネージャーに起用したことを発表しました。
サンザムはかつてフォードコスワース、イルモアエンジニアリングなどでエンジニアとして経験を積み、その経歴を評価されてインディカーでホンダとシボレーのエンジン開発をコントロールします。
インディカーの競技部門最高責任者のジェイ・フライは「彼こそが、インディカーが求めてきた人材だ」と期待を寄せています。
サンザムはこの4シーズン、TRDでNASCARのエンジンの信頼性の向上に尽力してきました。その甲斐あってトヨタエンジンの信頼性は劇的な向上を見せ、2年連続のマニュファクチュアラータイトル獲得につながりました。
2009年から20012年まではチームペンスキーでイルモアと共にNASCARエンジン開発のテクニカルディレクター務め、2012シーズンはエンジントラブルの発生をゼロに抑えてブラッド・ケゼロースキーがシリーズチャンピオンになっています。
サンザムはこれまで25年のキャリアを生かして、現行エンジンのレギュレーション管理を行うほか、新たなマニュファクチュアラー参戦を視野に入れた新規エンジン規格の策定などを担当します。