【佐藤琢磨レースリポート】 インディカー第13戦ミッドオハイオ 



インディカー・シリーズ第13戦は、オハイオ州のMid-Ohio Sports Car Courseで行われた。
 金曜日に行われたフリープラクティスでは、1分5秒台とトップグループから置いてかれてしまった佐藤だが、土曜日朝のフリープラクティスでは、セットを上手くまとめて2番手の位置に付けることができた。

 午後に行われた予選、佐藤はグループ1から参戦。これを2位で通過するとQF2も2番手と好調をキープ。久しぶりの進出となったFirestone Fast Sixでは、シボレー勢2台に抜かれてしまったが、3位で決勝を迎えることになった。「4台体制のチームワークが見事に機能しました。すべてのセッションでコンペティティブでした」と佐藤は予選後に語った。

 スタートは現地時間午後3時45分。全車クリーンスタートで、大きな混乱もなくレースは始まった。佐藤は3位のポジションをキープするものの、前を行くペンスキー2台からは離されていく。逆に後ろからレイホールが迫ってくる展開となった。14周目についにレイホールにパスされると、佐藤は16周目に最初のピットイン。タイヤをブラックに替えて、10位でコースに復帰した。

 その後レースは膠着状態が続く。42周目に2回目のルーティンのピットインをした佐藤は、7位でコースに戻る。

 64周目の3回目のピットインで、右フロントタイヤの交換に手間取り、佐藤は順位を落としてしまう。その後フルコースコーションが入り、佐藤はピットで失ったポジションをリカバーするために、リスタートから積極的に攻めて、72周目には5位まで順位を戻すことに成功した。しかし、その後は前を攻める決め手を欠き、結局5位でゴールした。 



【佐藤琢磨選手のコメント】
スタートはなかなかペースを上げることができませんでした。またピットストップでミスがあり遅れてしまいました。最後のリスタートではかなり攻めてポジションを2つ戻すことができました。3位スタートだったので、今回の5位は手放しで喜ぶことはできませんが、状況を考えれば力強いパフォーマンスだったと思います。今年、ロードコースではいい結果を示せていませんでしたが、今回は予選も決勝もいいリザルトを残せたと思いますので、残りのレースもさらに頑張って行きたいです。

(内閣総理大臣顕彰受賞にあたり)スポーツをやっている選手の一人として、大変光栄なことです。モータースポーツにとっても非常に素晴らしいニュースだと思います。これまで続けて来た復興支援の活動や自分自信のレースも含めて、これからも一層邁進して行きたいと思っています。

9件のコメント

  1. アンドレッティがシボレーに鞍替えするかも、という話はどれだけ信憑性があるんでしょうか?
    1. Daytona500さんへ
      「鞍替えするかも」ならば100%の信憑性があります。
  2. 「シボレーに替える可能性」となると、どうなんでしょうか?
    1. Daytona500さんへ
      おそらく、ロビン・ミラー氏でもわからないと思います。
  3. 今年はスポンサー獲得に苦しんでる気がしますね。
    その絡みとかで?
  4. 琢磨選手の内閣総理大臣顕彰も、すごいことなのですがアンドレッティがシボレーにという話題がすごく気になります。ロッシもホンダエンジンの方向なら、レイホールにロッシなんて…琢磨選手は、どうなるんだろ?チップガナシとか最高なんでしょうけどね。
  5. Racer誌の記事には、アンドレッティがシボレーにスイッチするなら、
    ロッシはシュミットかガナッシ、
    琢磨選手はシュミットかガナッシ、レイホールが移籍候補ではないかと書かれていますね。

    http://www.racer.com/indycar/item/142731-indycar-silly-season-update-2
    アンドレッティは2台がメインスポンサーがない感じなので
    シボレーは台数を増やせる、
    アンドレッティはシボレーからの
    資金援助が得られるということであれば、
    双方ともメリットあり、と考えてもおかしくないと思います。
    1. Hidueさんへ
      この記事の内容はロビン・ミラー氏がオハイオのプリレースでそのままお話ししていたので番組内でも紹介しました。
      一方ではHPDは来年もこのままの体制を維持したいという記事もあるので
      シリージーズンに関しては幅広く情報を集めないと振り回されて踊らされることになると思います。

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