AJフォイトは2016シーズンも琢磨とホークスワース



AJフォイトレーシングは現地12月16日に、2016シーズンの体制を発表。

ドライバーは佐藤琢磨とジャック・ホークスワースの二人が残留。

琢磨にとってはAJフォイトレーシングでの4シーズン目ということになり、これでAJフォイトレーシングに最も長い期間在籍したドライバーとなる。

これまでチームディレクターを務めていたラリー・フォイトがチーム代表に就任し、新たにジョージ・ローツがチームディレクターの職に就き、テクニカルディレクターにはドン・ハリデイが就くこととなった。

以下プレスリリースより チーム会長のラリー・フォイトは、チームにとって2002年以来となる2台体制で臨んだ2015年に苦戦を強いられたことを踏まえたうえで、今回の体制変更を「チームのパフォーマンスをより安定させるための重要なステップ」と位置づけています。

フォイトは続けて次のように語りました。
「琢磨とジャックはいくつものレースに勝てる才能の持ち主なので、彼らが来年もチームに留まってくれることを嬉しく思っています。昨年着手した計画を継続し、発展させたことの成果はもうすぐ形となって表れるはずです。このシーズンオフ、私たちはすべての要素をあるべき位置に配置することで、レースに勝つだけではなく、チャンピオンを狙えるチームに育て上げていくつもりです。チームの中核はこれまで同様に維持するいっぽう、弱点だった部分を強化することで、来シーズン、ABCサプライのマシーンは非常にコンペティティブになることでしょう」

「来年もAJフォイト・レーシングで走れるのは本当に光栄なことです」と琢磨。
「このチームとともに戦うという素晴らしいチャンスをくれたAJとラリーには心からお礼を申し上げます。このチームにはたくさんの思い出がありますが、その思い出をさらに増やすことができるのですから、最高の気分です。来年の参戦を可能にしてくれたすべての方々に、ここで心からお礼を申し上げます」

2015年シーズンについて、琢磨は次のように振り返っています。
「最初の年としては素晴らしいシーズンだったと思います。完璧な2カー体制をすぐに構築できなかったのは事実ですが、そのいっぽうでたくさんのことを学びました。それは1日で成し遂げられるようなものではありませんが、僕たちは諦めることなく作業を続け、その結果として得られたものをとても嬉しく思っています。ジャックと僕の関係はとても良好で、いつもふたりで力を合わせています。これは様々な領域の助けとなっているので、今後もチームの実力を養っていくためにはこれ以外に方法がないと考えています」

現在54歳のクロッツは、1990〜1991年にメカニックとして在籍していたAJフォイト・レーシングにチーム監督として復帰することになりました。2台のマシーンのオペレーションを統括するクロッツは、チーム内の合理化を図り、効率を改善する責任者となります。

「チームが大ブレイクするのは間近で、パドックにいる誰もがそのことに気づいていると思います」とクロッツ。「すでにすべての要素は揃っているので、あとはそれらをきちんと並べるだけで十分です。こういった方面で、私はラリーの手助けをできると思います。チームを大きく成長させたのはラリーの功績です。今後のチームの可能性を考えるとワクワクしてきますし、それは他のスタッフも同様だと思います」

2016年シーズンのベライゾン・インディカー・シリーズは3月13日に開催されるグランプリ・オブ・セントピーターズバーグで幕を開けます。

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