【続報】2016ホンダエアロに救済措置



現地11月4日午前10時にインディカーCEOのマーク・マイルズ氏の記者会見が行われ、シボレーとの性能差を埋めるために2016年ホンダエアロパーツに救済措置が取られることが発表されました。

エアロキットレギュレーションの9.3にエアロキットの競争力が十分ではないとインディカーが認めたときは、パーツサプライヤーにエアロキットの修正を認めることがある。ただし、修正されたエアロパーツはすべてのパーツサプライヤーの承認を得なければならない。とあります。

インディカーはノースカロライナ州にあるウインドシア社の実物大風洞実験装置にGレイホールとSディクソンのロードストリート用レースカーを持ち込んで、数日間のテストを行った結果、今回のエアロキットレギュレーション9.3を適用することを決定しました。

今後の予定としては11月7日からホンダがロードストリートエアロを風洞実験装置に持ち込んでテストを行いデータ解析します。その後シボレーと協議を持ち、改良できるパーツとどこまで改良できるかを決定します。

今回のパーツ改良はあくまでも2015年型シボレーエアロパーツとの性能差を縮めることが目的で、性能差が逆転することは認められていません。

ちなみにスーパースピードウェイ用のエアロキットに関しては、風洞実験の結果、著しい性能差はないとして調整の必要はないという結論に達しています。

2016シーズンにはホンダ、シボレーともに3か所のエリアでのエアロパーツのモディファイがレギュレーションで許されていいます。

ホンダは風洞実験後にエアロの試作品を作り、11月18日にフェニックスインターナショナルレースウェイ(PIR)でアンドレッティとシュミットピーターソンの2チームとともにテストを行う予定になっています。

2015シーズンを振り返ると、16レースすべてのレースでシボレーがポールポジションを獲得。16レース中シボレーが10勝。表彰台独占が6レースもあって、4年連続でマニュファクチュアラータイトルを決定しています。

6件のコメント

  1. と言うことは、シボレーエアロの性能≧ホンダエアロになるように寸止めしておきつつ、2016シーズン中のモディファイを見越した開発が正しくできれば、今シーズンの様な性能差は避けられそうですね。
    1. 難しいですね。今回の性能調整がうまく2016エアロにつなげられれば良いのですが
      一度、2015バージョンで承認を得る必要があるのである程度の制限は出てしまうのかもしれません。
  2. ホンダの場合、エアロも大失敗でしたが、エンジンもあむり良くはないと思うので、エアロを調整しただけで来年上手く行くということはないでしょうね。
    1. 今回の改良点に加えて2016年はさらに3か所で両マニュファクチュアラーに改良が許されているので
      合わせ技で大きく方向転換できる可能性はあると思います。
      また、フォンタナやポコノではホンダ勢が勝っているので
      スーパースピードウェイでのエンジンやエアロでの差はほとんどないかと思います。
  3. ホンダはロード、ストリートコースでなかなかfast6に残れませんでしたよね 。
    琢磨ファンとしてはトップ12に入ればいいかなって感じの今年の予選でした。
    1. そんな中でレイホールがシーズン序盤からホンダ勢の中では目立っていたのが不思議です。

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