レースを存分に盛り上げる新型エアロパーツ



今シーズン導入された新型エアロパーツ。試行錯誤はあったもののレースを大いに盛り上げてきています。

これまで6イベントでトラックレコードが書き換えれただけではなく、フォンタナやポコノでのレースを見ても。確実に面白いバトルが増えています。

今シーズンにトラックレコードが書き換えられたのは以下の6レース。
①セントピーターズバーグ: 新:1:00.6931(Wパワー) 
旧:1:00.928 (Sブルデイ 2-22-03)
②ロングビーチ 新:1:06.6294 (Hカストロネベス) 
旧:1:06.902 (Jウィルソン 4-19-08)
③インディGP 新: 1:09.4886 (Wパワー) 
旧: 1:09.6716 (Sパジェノー on 5-9-14)
④デトロイト 新: 1:16.0941 (Wパワー) 
旧: 1:16.1371 (佐藤琢磨 on 6-1-14)
⑤ミッドオハイオ 新: 1:04.5814 (Sディクソン) 
旧: 1:05.347 (Gドフェラン 8-12-00 とDフランキッティ 8-13-99)
⑥ソノマ 新:1:16.2597 (Wパワー) 
旧: 1:17.2393 (Wパワー 8-23-14)

短い開発期間、チームデリバリーから開幕戦までの少ないテスト時間などによってシーズン序盤の接触事故の多発に始まり、インディ500でのリフト問題、シボレー勢の優位などもありましたが、シーズン終盤になってホンダとシボレーのパフォーマンスは拮抗し、チャンピオンシップも大いに盛り上がっています。

2016シーズンに向けては3つのエリアでの改良が許可され、チームのデータ蓄積も増えて、来シーズンはさらに白熱したシーズンになりそうです。

新型エアロパーツをパーツ飛散による重大事故発生に結び付けようという考えもあるようですが、それは現状に即しません。去年のヒンチクリフの事故の時は新型エアロっパーツは導入前でした。

ポコノでのJウィルソンの事故も当該パーツはノーズコーンで、ノーズコーン自体は去年のものと同一です。

このオフシーズにメーカーとチームはさらにテストを重ねてレースカーのパフォーマンスアップが期待できそうです。

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