ロジャーの活躍

今回久しぶりに琢磨選手のスポッターを務めたロジャー安川さん。ターン1のルーフから琢磨選手にコース上の様々な情報を送っていました。


インディカーではバックミラーで見える範囲も狭く、ドライバーからは真横から斜め後ろが全く見えません。なので、方法から接近してくるクルマの台数や距離、インサイドにいるのかアウトサイドにいるのかなどをドライバーの第3第4の目となって情報をドライバーに送っています。

そのロジャー安川さんに電話で話を聞いてみました。

【ロジャーのコメント】
▼レース前に話し合った時には、スタート直後はインサイドは込み合うので比較的空間ができるアウトサイドのほうが楽に行けるだろうと話をしていました。

▼スタート直後はアウトサイドががら空きだったのですが、ターン1出口で急にカラムがよってきたように見えました。

▼カラムのスポッターとすぐに話しましたが、カラムのスポッターはアウトサイドに注意を払っていなかったようですね。

▼2周遅れで復帰できましたが、とにかくモチベーションをキープできるように気を配りました。コース復帰直後はダウンフォースも足りなくてバランスも悪かったので無理させないようにしました。

▼3台以上の集団だったら、無理しないで1台づつを確実に抜くようにアドバイスしました。

▼おそらくイエローがたくさん出るだろうからラップバックのチャンスはあると思いました。

▼レース後のセットダウンを見ていないので正確にはわかりませんが、おそらく接触でアライメントは狂っていたと思います。あとはピットストップごとにフロントダウンのフォースを慎重に増やしていって、空気圧を調整してゆきました。

ということで、ロジャーのスポッターはかなり丁寧に情報を出したりアドバイスしたり、励ましたりするので一時は3周遅れになりながらも確実に周回を取り戻しての13位フィニッシュにつながったのだと思います。

残り24周のターン4でのサベードラ、コレッティ、ホークスワースのクラッシュにと時のリプレイでロジャーが「Stay LOW! Stay LOW!」と無線で指示しているのが聞こえてましたね。

ロジャーは今シーズン残りのオーバル戦はすべてスポッターを担当するそうです。

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