エアロキット開発の認証期限を迎えて



2015シーズンから解禁となるエアロダイナミクス・ボディワークキットの認証期限を1月18日にすでに迎えて、ホンダとシボレーの開発活動は一区切りがついたことになります。

開発されたエアロパーツはそれぞれのパーツごとにインディカーの認証を受けたうえでチームに供給されます。ロードストリート/ショートオーバル用エアロパッケージは3月16日17日にバーバーモータースポーツパークで各チームによってテストが行われ、3月29日決勝のセントピーターズGPで実戦デビューします。

開幕戦は3月8日決勝でブラジルの首都のブラジリアのパーマネントコースで行われますが、開幕戦はダラーラ製の従来のエアロパーツが使用されます。

これまで、エンジンのホモロゲーション(認証)ではすべてのパーツを木箱に収納してインディカーに送り、それをインディカーの技術スタッフが認証作業を行っていました。しかし、エアロパーツの認証はコンピューターを使ったCADで行われます。CADを使って認証作業がおこなわれるのは実際に供給されるパーツと設計上のパーツが完全に同一であることを確認するためです。その後にパーツの実物の質量が測定されます。

チームは3月1日にロードストリート/ショートオーバル用のエアロパーツを受領し、4月1日にスーパースピードウェイ用のエアロパーツを受領する予定です。

レギュレーションによって開発が許されているエリアは、サイドポッド、エンジンカバー、リアホイールガード、前後のウイングのエンドプレート、スピードウェイ用フロントウイングのメインプレーンです。


レギュレーションによってエアロパーツの供給価格は75000ドル(約800万円)が上限と定められています。

コメントを残す