フォイトファミリーワインがコレクターズシリーズ第2弾を限定発売



AJフォイトがオーナーを務めるフォイトファミリーワインは1964年のAJフォイトのインディ500の2勝目から50周年を記念して2011年産カルベネソービニョンを原料としたコレクターズシリーズの第2弾を限定発売しました。 価格は$105.99。ウェブページからも購入できます。
http://www.foytwines.com/prod-361376/2011-Mt-Veeder-Reserve-Cabernet-Sauvignon-First-50-Orders-Include-Foyt-Family-Wines-Box.html
1964年のインディ500でAJフォイトは予選5位でのスタート。146周をリードして、これまでより時速4マイル以上速い147.350mphのレースレコードで優勝しました。これは4気筒フロントエンジン搭載の”ロードスター”による最後のインディ500優勝にもなりました。
今回のボトルには当時のレースカーの油絵が使用されています。


この1964年のインディ500はこの後に大きな影響を及ぼしました。まずはグッドイヤーが参戦を開始して、ファイアストーンとのタイヤ戦争が勃発。2周目の最終ターンでマルチカークラッシュが発生して2名のドライバーが亡くなるという大事故となりました。

この事故をきっかけに翌年からガソリン燃料の使用が禁止になりました。これまではガソリンとメタノール、軽油など複数種類の燃料に使用が許されていました。同じ排気量ではメタノールエンジンのほうが圧縮比をより高くできるために、ガソリンエンジンに比べて高出力にできるという利点があったからです。ただし、燃費はガソリンの約半分という弱点もありました。

インディカーでは「ガソリンは爆発しやすいからアルコール燃料が使われるようになった」という話を聞くことがありますが、正確には1964年の事故をきっかけにメタノール以外の燃料が禁止されたということになります。アルコール燃料自体は戦前から使われていました。

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