3年目を迎えたエンジンルール




インディカーシリーズのエンジン管理部門のディレクター、トレバー・ノールズは来週にもエンジン仕様の申請確認のために、カリフォルニアにあるホンダパフォーマンスデベロップメントとイギリスのイルモアエンジニアリングを訪れることになっています。

現行のエンジンレギュレーションは2012年から2シーズンが経過して、今シーズンから一部エンジンレギュレーションがと仕様が改定され、2.2リッターV6ツインターボに統一されることになりました。

今シーズンに使用されるエンジンパーツの最終仕様の決定は開幕戦の8週間前、オープンテストの6週間前までと規定されていて、それに合わせてエンジン設計書がレギュレーションに基づいたものかどうかが細かくチェックされます。



3月のオープンテストまでにホンダとシボレーは仕様変更によるスロットルレスポンス向上のためのパーツテストを11月から2月までに特別に設けられたテストスケジュールで行ってきています。



中でもホンダはエンジンレギュレーション変更によってシングルターボからツインターボへと変更されることになりました。

ツインターボを使用してきたシボレーも一部の仕様変更に伴って、ホンダとともに今シーズンのエンジンの最終仕様決定のために設計図の提出期限きりきりまで部品のテストを繰り返しています

エンジンパーツはレギュレーションによって、向こう5年間変更禁止のもの、ピストンやバルブスプリングのように開発が常に許されているもの、2年間は変更が禁止されるものなど様々なものがあります。

ターボエンジンに変更されて3年目となる今シーズンは、カムシャフトやターボの吸気パーツ、吸気ポート、排気ポートなどの変更が許可されます。

そして、エンジン交換サイクルは2000マイルから2500マイルに変更されます。

今シーズンに仕様変更が許可されるパーツは以下の通りです。

• シリンダーヘッド:
バルブ角度、バルブセンターラインスペーシング
吸排気ポートの位置とその接続面、スパークプラグの位置
燃料噴射の位置、カムシャフトとその主軸の位置、
吸排気ポートの形状、燃焼室の形状、バルブシートとガイド

• 吸気導入部分と 接続部分を含めたプレナムチャンバー
• 燃料噴射
• 吸気部分を含むターボの仕様
• カムシャフト (リフト量と作動間隔)
• コネクティングロッド(コンロッド)とスモールエンドのブッシュ類.
• 排気系統

コメントを残す