HPDが新しいシミュレーターを開発



ホンダパフォーマンスデベロップメントと
インディアナ州のブラウンズバーグにある技術センターに
シミュレーター、”Driver-in-the-Loop (DIL)”を設置しました。
DIL自体は2007年にHPDがスポーツカーレースに参戦し始めた時に
イギリスのHPD施設に設置しています。

DILでは各レーストラックでのさまざまな気温、風向風速、
路面コンディションなどを設定でき
それぞれの状況の中でのエアロダイナミクスや
エンジンマッピングなどのテストが
劇的に低コストで行えるようになっています。

もちろんドライバーの自身の経験を積むためにも有効です。

Sディクソンは
「これまで3,4レースごとにイギリスに飛んでたのに
今後はその必要がなくなる」
と喜んでいます。

これまでも精巧なシミュレーターはありましたが
DILではエンジンマッピングの変更による
様々ななトルクカーブを試すことができるというのが最大のウリです。

このようなシミュレーターの進歩は
本当に劇的なコストダウンを実現します。
航空業界でも、民間パイロットの訓練専用空港として使われてきた
沖縄県の下地空港では、もはや実機訓練は行われなくなってしましました。
バーチャルの世界の進化はものすごいですね。

4件のコメント

  1. ゲームのグランツーリスモのチャンピオンがレースに出ちゃうのも衝撃的でした

    横浜にシュミレータを体験できるところありましたよね
    やってみたいです!
    1. わたくし、一時PCのフライトシムとレースシムにはまったことがあります。
      NASCAR2003とかはオンラインでも速いほうでしたよ!
      そこでかなりセットアップについて学びました。
  2. ということは、ディクソンは頻繁にシュミレータでテストしていたのですか。

    琢磨や、他のホンダ系のドライバーもやっているのでしょうか?
    1. じぇいわいさんこんにちは。
      3~4レース毎と言っているので、月イチくらいではないでしょうか?
      おそらくテストはディクソンだけと思われます。
      ディクソンがエンジン開発テストを担当しているのでしょう。

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