アンオフィシャルなリザルト



レース中継中に出てくる結果は”UNOFFICIAL RESULT”です。
正式結果ではありませんという意味です。
なぜか?

レース終了から30分間はペナルティやリザルトに対して
各チームは抗議する権利を有していて
その間に抗議書をレースディレクターに提出しなくてはなりません。
そして、提出の意思を前もって15分以内に
口頭でレースディレクターに伝えなければなりません。
抗議費用は一件につき5000ドルです。

抗議が出された場合はレースディレクターはジュリー(審査委員)とともに直ちに審議に入り速やかに結論を出します。

状況が複雑で速やかに結論が出ない場合はレース結果を暫定のままとして、正式結果は火曜日に発表されます。

車検違反などはレースオペレーションとは別で火曜日に発表されます。

トロントでのレース1では
当初は映像からDフランキッティ動きから判定してペナルティが出されましたが、チームはハンドルの切れ角とブレーキングのデータを車載コンピューターから出力してレース映像と同期させて再検証を依頼し、その動きが意図的なブロッキングではなかったことを証明しました。

今回のレースディレクターは急きょ代打になったブライアン・バーンハート。ジュリーはアーリー・ルイエンダイクやジョニー・アンサーほかです。

GAORA実況でも松田さんは「あの動きではペナルティを取られても仕方ない」という立場だったので、当初の映像に基づいた判断は必ずしも大きな間違いであったとはいえません。

判定が二転したことは問題ではなく
正しい手順で、精密な再検証が行われて
その結果、疑いが晴れて、
正しい結果に落ち着いた。
ということが重要なのです。


P・S 本来のレースディレクターのボー・バーフィールドは
ビザの期限切れとかでカナダに入国できなかったんだと思う(あくまでも想像)。

コメントを残す