今シーズンから採用される注目すべきルール変更



今シーズン、新たに変更されたルールのうちの二つは
レースでの作戦面において大きな影響を及ぼす可能性があります。

①今シーズンよりスタート時の燃料搭載量が自由化される。 (昨年まではE85のエタノール燃料をフルタンク(18.5ガロン=約70L)が義務付け。)

今シーズンのレースはレース距離が微妙に変更されて
燃費走行で2ストップで乗り切るなどの作戦が事実上とれなくなっています。
そこで、スタート時の燃料搭載量を自由にすることで
ピットストップ回数を増やしてでもフルリッチでの積極的な走りや、
積極的なタイヤ交換を促して、チームの作戦の幅を増やして
レースをより動きのあるものにしようとの狙いがあります。

レース距離が変更されるレースは以下の4レースです。

セントピーターズバーグ: 10 周増えて110周へ (198 miles total)
ロングビーチ: 5周減らして80周へ (157.4 miles)
ミルウォーキー: 25周増やして250周へ (250 miles)
ミッドオハイオ: 5周増やして90周へ (203 miles)


②ロード/ストリートの予選の3つのセッションでは
ハード/ソフトのいずれも割り当て本数の中で自由に使用できる。
(昨年までは1セッションにつきハードかソフトの1セットまで)

フレッシュタイヤを積極的に使ってスタートポジションを重視するか、
フレッシュタイヤを温存してレースでの追い上げ重視かで
作戦が分かれるでしょう。

1イベントで1台に支給されるタイヤセット数は以下の通りです。

○ロード/ストリート プライマリー=ハード5セット オルタネート=ソフト3セット
※ただし、セントピーターズバーグはハード6セット
※デトロイト、トロント、ヒューストンはハード9セット

○インディ500  33セット
○テキサス  9セット
○ミルウォーキー 8セット
○アイオワ   10セット
○ポコノ  13セット
○カリフォルニア 15セット

こりゃ、実況で各車のフューエルウインドウや
タイヤの使用状況をチェックするのが大変ですね。



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