DW12の功績



一年前の今頃には
「ハイバンクはやめるべき・・・・」だの
「キャノピーをつけるべき・・・・」だの
「オープンホイールレースをオーバルでやるのはやめるべき・・・・」だの
様々な意見が飛び交いましたが、
あの事故のわずか1レース後にデビューした新型レースカーは
大きく安全性を向上させました。

結果的にタイヤへの乗り上げ事故は起こらず
それどころか、ロードストリートレースでの
接触からのサバイバル率を大きく向上させました。

一度、ロングビーチでレイホールがマルコの上に乗りあげましたが
あれはサイドから物理的に乗り上げたもので
高速で回転する後輪に乗り上げて、
空中に放り出される事故とは全く別物です。
ロングビーチの件は飛び上がるといっても
ロードレースの速度域ではたかが知れています。

ダラーラの設計意図通りに
リアホイールガードよりも先にフロントウイングが壊れ
大きくサイドに広げられたサイドポッドとポッドウイングは
サイドからの接触に対してはほぼ完全にレースカーを守るようになりました。

あくまでもこの15レースを見た限りですから
この結果を持ってすべてが解決というわけではありませんが
接触アクシデントに関しては劇的な改善結果をもたらしたと言えるでしょう。

少々パーツ代などが高いといっても市販シャシーです。
それで命は今まで以上に守られるのです。

2件のコメント

  1. フォーミュラカーの接触シーンを見ていて
    あぁ、DW12ならまだバトルが続いてるのになぁ
    というのが多々ありました

    少しの接触でもすぐにペナルティーの出てしまうと面白くないですよね
    ぶつかってもいいとは言いませんが、やっぱりバトルがないとレースは面白くないですから
    1. ☆れいく さんこんにちは
      日本のレースでの“接触アレルギー”は度が過ぎていると思います。
      2009年に岡山で行われたアジアンルマンの時にレースコントロール無線をずっと聞いていましたが
      コースマーシャルから次々と上がってくる接触に関しての報告はほとんど無視されていました。

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