全シボレーユーザーがエンジン交換でグリッド降格



先日のインフィニオンレースウェイでのテスト結果、
シボレーサイドは原因不明の問題があるとして
今週末のロングビーチに備えて11台全車のエンジン交換を行うことに決定しました。
この結果、シボレー勢は全車が10グリッド降格のペナルティを受けます。

これは「一基のエンジンを1850マイルを走る前に交換した場合はペナルティ」
というルールに基づいたものです。
これに関しては厳しいという見方をする人もありますが、
妥当と思っている関係者もいます。

去年までのホンダエンジンの寿命は14000マイル超でした。
今年はさらに長い寿命を要求されているわけですが
エンジン寿命を長くするということは、コストアップを防ぐと同時に
行きすぎたエンジンウォーズを避けることができます。
長寿命で高性能なエンジンの開発は高度な技術力が要求されます。

新型エンジンはまだまだ信頼性などでは完成度が十分とはいえませんが
レース外でのテスト走行もレース用のエンジンで走ることを義務付けるなど
開発の中にも足かせをしてコストアップを防いでいます。

今回のシボレーに限らず、ホンダ、ロータスと
開幕2レースでのトラブルは少なくありませんが
こういうトラブルを少なくしてゆくことも開発競争の見どころの一つです。
3社ともイコールコンディションの中でやっているわけですからね。

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