予選2日目 ”ポールデー” まとめ


○エド・カーペンターが2年連続ポールポジション 予選初日に230.661mphをマークして暫定トップにいたEカーペンターは、予選2日目のTOP9によるシュートアウトでも大トリで231.067mphを記録して、それまで230.839mphでトップだったJヒンチクリフを大きく上回って2年連続でインディ500のポールスターターとなりました。Eカーペンターの4ラップスピードは以下の通り。
1 – 38.8866 – 231.442
2 – 38.9255 – 231.211
3 – 39.0000 – 230.769
4 – 38.9871 – 229.846
T 2:35.7992 – 231.067 ○過去の2年連続ポールポジション Eカーペンターは史上11人目の2年連続ポールスタートとなります。過去10人は以下の通り。
Ralph De Palma 1920-21
Rex Mays 1935-36
Eddie Sachs 1960-61
Parnelli Jones 1962-63
Mario Andretti 1966-67
A.J. Foyt 1974-75
Tom Sneva 1977-78
Rick Mears 1988-89
Scott Brayton 1995-96
Helio Castroneves 2009-10.
○史上最速のインディ500予選 33台の平均速度は229.382 mphで史上最速となりました。これまでの最速は2002年の228.648 mphで、この年は4000㏄の自然吸気エンジンを使用していました。
○トップと33位の秒差 ポールポジションのEカーペンターと33位のBラジアーのタイム差は2.1509秒で史上最少。これまでの最僅少差は2011年の2.5399秒でした。

○トップと33位のスピード差 EカーペンターとBラジアーのスピード差は3.147mphで史上2番目。史上最少は1953年の3.147mph。
○フロントローの3人 いずれの3人も2回目のフロントロースタート。Eカーペンターは2013年ポールポジション。Jヒンチクリフは2012年2位。Wパワーは2010年2位。

○Jヒンチクリフ 脳震盪の診断で14日までドライブできず、15日金曜日から走行を開始するもいきなり予選2位。
○チップガナッシ勢の苦戦 TOP9には誰も残れず、最上位はSディクソンの11位、230.928 mph。以下、Tカナーン16位、Cキンボール26位、Jデービソン28位、Rブリスコー30位。
○うまく機能したシングルカーチームの助っ人 EカーペンターレーシングととSフィッシャーハートマンレーシングはシングルカー体制から2台体制となりましたが、いずれのチームもJRヒルデブランドとAタグリアーニという、インディ500経験者の働きの影響で予選で好位置に透けています。そういう意味ではAJフォイトレーシングはうまく機能しなかったといえます。

○今年も予選に苦労した琢磨選手。 2台体制もうまく機能せず、かえって戦力の分散化を招いた印象すらあります。チームメイトのマーチン・プローマンもINDY500ではルーキーで、インディカーシリーズにも過去5レースしか参戦経験がありません。そういう意味ではレースカーセットアップではプラスに働きませんでした。予選初日でもレーンの並びなどの情報などもうまくやり取りすればもう少しメリットを享受できたような気がします。

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