横に並んだ状態での接触は非を問わない
とシーズン開幕前に宣言しているレースディレクターのボー・バーフィールドが
その宣言通りに判定しただけだということです。
私が今回の判定結果を支持する理由はその一点だけです。
故意、悪意、云々は一切関係ありません。
今回、不問とされた
パワーとパジェノーの接触
ディクソンとウィルソンの接触もお互いの側面同士での接触です。
放送でのスローモーションでもその正確な位置関係は
わかりづらかったかもしれませんが
静止画で見てみれば一目瞭然です。
後ろからの追突ではなく
側面同士の衝突であればレーシングアクシデントだということです。
もし、パワーがノーズなどでパジェノーを突いていれば
ペナルティの対象になるということです。
そこには明確な基準ができたということになります。
明確な基準を設けたのは非常にいい判断だと思います。
避けられたはずのアクシデントかレーシングアクシデントの違いが
明確になるからです。
後続がインサイドに入り込んでの接触事故では
どちらに権利があるのかは古来よりよく揉め事になってきていますが、
側面同士でぶつかるようだったらお互いに気をつけなさいねということです。
私は決してぶつけ放題、やりたい放題を賛成提唱しているわけではありません。
そもそも、フロントウィングやタイヤ、サスペンションにダメージを受けるリスクを冒してまでも
強引に突っ込んでくるドライバーなんかいやしないでしょう。
この件はNBCのコメンタリーがそのように発言し
誰も異議を唱えていなかったですね。
シーズン開幕前のこの宣言をしてたバーフィールドが
宣言通りに行動しただけですが、
今後はドライバーもさらにそれを意識するようになることでしょう。