オーバルレースでの燃費の差

今回のテキサス、
空力パッケージ以上にレース展開を大きく左右したのが
各車の燃費でした。

優勝したHカストロネベスは序盤から3ストップを狙っていました。
それは、フレッシュタイヤのドライバーにバンバン抜かれながらも
2度目のピットストップを116周目まで伸ばしたことからも明らかです。

今回、3ピットで走り切ったのは4人。
エリオ以外はラップダウンです。
優勝‐Hカストロネベス(L53-L116-L175)
6位‐Dフランキッティ(L52-L116-L175)
7位‐Wパワー(L58-L116-L175)
15位‐Jウィルソン(L58-116-175)

ということで、
エリオは同じ土俵でライバル勢とは戦わず
自分自身との戦いになっていました。
燃費走行、タイヤをいたわる走行、
シャシーをアジャストしながら、
自分のレースカーと格闘しながらの走行でした。

第2スティントでは2回の13周のコーションラップをはさんだものの
Dフランキッティはエリオよりも一周長い最長の64周を走っています。
ホンダとシボレーの燃費差はないと言っていいでしょう。

エリオの燃費を54周と計算してMPGは4.37.
琢磨選手は50周として4.05.
琢磨選手の燃費が約8%(!)よくないということになります。

もちろん今回はタイヤの消耗によるハンドリングバランスの悪化もありますが
アンダーグリーンでピットインすれば2周遅れになります。
タイムにして50秒以上の差がつくことになります。
タイヤの消耗によるペースダウンと燃費とどっちを取るかの問題もありました。

という部分ではリードチェンジの少ないレースとなりましたが
来年から28周減らして、「ファイアストン500」にもどせばOKです。

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