インディカーのホイールナット

ホイール自体は昨年までのものと同じものを使用していますが
そのホイールを車体に留めるホイールナットは
今年から新しいタイプのものになっています。



基本的に見た目では大きな差はないのですが
左の去年までのものは各チームが独自に制作し、
薄く加工して重さもぎりぎりまで小さいものにし
締め付け回転数は3.5回転でした。

右奥の今年からのものは
ダラーラ製で若干厚みと重量が増し
締め付け回転数も7回転になりました。

つまり、昨年の倍の回数を回さないと締め付けられません。
なので、タイヤ交換でエアガンを回す時間が若干長くなりました。
ちなみにホイールナット一つの値段は250ドルです。



上の写真はナットを締めるエアガンのソケット部分です。
チタニウム合金でできています。
爪の周囲には円周上に小さな磁石が付いていて
ホイールナットがくっつくようになっています。
ホイールナットは右奥につでに組みつけてあります。

ちなみに日本のスーパーGTレースだと
なぜか、このホールナットやハブの部分をチームは隠します。
写真は使用禁止になったり映像などでもぼかしが入ったりしています。
つまらないですね。