開発テストがまだまだ少ない新型エンジン

現行エンジンは実車テストを始めてから開幕までが約6カ月。
まだまだ開発途上といっていいでしょう。

ルール上では1850マイルを寿命としていますが、
これは2006年から2011年までの1400マイル、
2003年までのおよそ700マイル、
と比較して、非常に高いハードルを設定していることがわかります。



1997年からの4000cc、市販車エンジンブロック使用の自然吸気エンジンは
やはり、初年度はエンジントラブル多発でした。
日産インフィニティも例外ではありませんでした。



もっとさかのぼれば、
1994年のホンダのCARTデビューイヤーは
インディ500予選落ちも含めて惨憺たる状況。

1996年デビューのトヨタも度重なるエンジントラブルに
CARTからテストの機会を余計に与えられる始末。

CART時代のエンジン寿命は「1レース」で
当時は予選用エンジンもありました。

現行エンジンは新たに図面を起こして、
実車が走行を始めてからまだ1年たっていません。

もうしばらくは状況を見守りたいところです。



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