Chevrolet Detroit Belle Isle Grand Prix 金曜日

新しいウェットタイヤ登場

今回からファイアストンのレインタイヤが新型になり、フルウェットの1回目のプラクティスでは良いテストになったようです。このレインタイヤは、市販用高性能タイヤのファイヤーホーク・ワイド・オーバル・インディ500のトレッドパターンからインスパイアされたものだそうです。過去15シーズンにわたって使ってきた従来パターンがよりフルウェット型だったのに対して、新型はよりインターミディエイト型のパターンになったとのこと。
もし、レース中に雨が来たら、ここもご注目です。

金曜日のプラクティスは、1回目が雨、2回目は曇りでドライ路面になったものの、コース脇に湿った部分も残り、気温も路面温度も低かったので、タイムとリザルトはあまり参考にならないと思います。
今日、土曜日のプラクティスからが本当の勝負かもしれません。

ベルアイルのコースは、以前と同様にかなり難しそうです。
コース幅が狭いわりに高速型のロードコース風で、アスファルトとコンクリートの路面が混在します。佐藤選手の言葉を借りれば「4種類の異なるミューがある」とのこと。
しかも、映像ではっきりわかるほどのすごいバンプがいくつもあり、そこでウォールギリギリまで攻めるのをみると、「インディカードライバーは凄いな」とあらためて思います。
CART時代を含めてここでの歴代ドライバーをたどると、その大部分が偉大なドライバーたちなのもうなずけます。まるでF1のモナコGPでの歴代ウィナーリストのようです。
ベルアイル(Belle Isle)は文字通り美しい島ですが、ドライバーとマシンのベストコンビネーションを求める厳しい島でもあるようです。

佐藤選手は前回の活躍もあり今回は金曜日に公式単独会見が設けられ、会見後も地元のメディアに囲まれ、そのあとはSPEEDのテレビのインタビューに応えていました。完全なトップドライバーです。

DW12をそばでしっかり見ました。写真や映像で見るよりも、そばで見るほうがよりイイいです。整備作業、アライメント出し作業、パドックからレースピットへの移動などの仕事がとてもしやすそうで、安全性能以外にも進歩がみられて好感がもてました。ただ、最近の出来事もあってか?シボレーもホンダもとても「入念に」エンジンを隠しています。ロータスは隠す以前の段階のようで、スタッフは厳しい表情でエンジンを見ていました。

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