テクプロバリアー



今回取材に行ったサーキットオブジアメリカズで印象的だった設備がテクプロバリアー。
http://www.birel.jp/bireltest/wp/wp-content/themes/birel_pacific/pdf/tecpro.pdf
 
テクプロバリアーはこれまでのタイヤバリアに代わって導入された衝撃吸収装置で、F1世界選手権が開催されるサーキットの多くで導入されています。

公式ページによれば、安全性の向上、設置作業やメンテナンス効率の合理化がメリットそしてうたわれています。

テクプロバリアはデクラ社、FIA、リサーチ研究所によって5年の歳月をかけて開発され、一つのバリアは長さ150cm、高さ、120cm、奥行き60cmで、質量は120㎏。素材は弾性ポリエチレンで、中には弾力性のあるフォーム素材が充填され、中心には補強用の金属製のプレートが入っています。

それぞれのバリアはナイロン製の15cm幅のストラップで相互に連結することができます。

テクプロバリアの特徴は
○最大量の衝撃吸収力
○衝撃による破損が無い
○F1レースカーが時速218キロで衝突しても乗り越えない
○衝撃Gの低減
○設置のしやすさ
○ローコストなメンテナンス
とのこと。

テクプロバリアには中が空洞になっているタイプもあって、この2種類を様々組み合わせることによって、走行車両のさまざまな速度レンジやコースレイアウトに自由に対応できるとしています。

2件のコメント

    1. kakeさんへ
      インサイドだけと言うのが意外ですね。
      できれば全面導入が理想なのですがコストの関係もあるのでしょう。

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